直線 $y = 4x$ 上の点Aと直線 $y = \frac{1}{2}x$ 上の点Cを頂点にもつ正方形ABCDがある。点Aと点Cのx座標は正で、辺ABがy軸と平行である。(1) 点Aのy座標が8であるとき、① 点Aのx座標を求めよ。② 2点A, Cを通る直線の式を求めよ。

幾何学座標平面正方形直線一次関数
2025/7/28

1. 問題の内容

直線 y=4xy = 4x 上の点Aと直線 y=12xy = \frac{1}{2}x 上の点Cを頂点にもつ正方形ABCDがある。点Aと点Cのx座標は正で、辺ABがy軸と平行である。(1) 点Aのy座標が8であるとき、① 点Aのx座標を求めよ。② 2点A, Cを通る直線の式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) ① 点Aのy座標が8であるとき、点Aは直線 y=4xy = 4x 上にあるので、y=8y = 8 を代入してx座標を求める。
8=4x8 = 4x
x=84=2x = \frac{8}{4} = 2
したがって、点Aのx座標は2である。
(1) ② 点Aの座標は(2, 8)である。正方形ABCDの辺ABはy軸に平行なので、点Bのx座標も2である。また、点Aと点Bのy座標の差は正方形の一辺の長さに等しい。
点Aのx座標は2なので、点Cのx座標を cc とすると、正方形の一辺の長さは c2c - 2 である。したがって、点Bのy座標は 8(c2)=10c8 - (c - 2) = 10 - c となる。
点Cは直線 y=12xy = \frac{1}{2}x 上にあるので、点Cのy座標は 12c\frac{1}{2}c である。
正方形の一辺の長さは c2c-2 なので、点Aのy座標と点Cのy座標の差は c2c-2 となる。
したがって、 812c=c28 - \frac{1}{2}c = c - 2 となる。
32c=10\frac{3}{2}c = 10
c=203c = \frac{20}{3}
したがって、点Cの座標は (203,103)(\frac{20}{3}, \frac{10}{3}) である。
2点A(2, 8)とC(203,103\frac{20}{3}, \frac{10}{3})を通る直線の式を y=ax+by = ax + b とすると、
8=2a+b8 = 2a + b
103=203a+b\frac{10}{3} = \frac{20}{3}a + b
2式を引き算すると、
8103=2a203a8 - \frac{10}{3} = 2a - \frac{20}{3}a
24103=6203a\frac{24-10}{3} = \frac{6-20}{3}a
143=143a\frac{14}{3} = -\frac{14}{3}a
a=1a = -1
8=2(1)+b8 = 2(-1) + b
8=2+b8 = -2 + b
b=10b = 10
したがって、2点A, Cを通る直線の式は y=x+10y = -x + 10 である。

3. 最終的な答え

(1) ① 点Aのx座標: 2
(1) ② 2点A, Cを通る直線の式: y=x+10y = -x + 10

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