容器Aには1200gで濃度x%の食塩水、容器Bには800gで濃度y%の食塩水が入っている。 (1) 容器Aから200gの食塩水を容器Bに移すと、容器Bは7%になる。 (2) 容器Aの食塩水を全て容器Bに移すと、容器Bは6%になる。 設問は以下の通り。 (1) (1),(2)の場合に容器Bの食塩水に含まれる食塩の量をそれぞれ求める。 (2) (1),(2)の場合について、$x$と$y$の関係式をそれぞれ求める。 (3) はじめに容器A, Bに入っていた食塩水の濃度$x$と$y$を求める。

算数濃度食塩水連立方程式文章問題
2025/4/10

1. 問題の内容

容器Aには1200gで濃度x%の食塩水、容器Bには800gで濃度y%の食塩水が入っている。
(1) 容器Aから200gの食塩水を容器Bに移すと、容器Bは7%になる。
(2) 容器Aの食塩水を全て容器Bに移すと、容器Bは6%になる。
設問は以下の通り。
(1) (1),(2)の場合に容器Bの食塩水に含まれる食塩の量をそれぞれ求める。
(2) (1),(2)の場合について、xxyyの関係式をそれぞれ求める。
(3) はじめに容器A, Bに入っていた食塩水の濃度xxyyを求める。

2. 解き方の手順

(1)
(1)の場合:
容器Bの食塩水の量は800+200=1000800 + 200 = 1000g。濃度は7%なので、食塩の量は1000×0.07=701000 \times 0.07 = 70g。
(2)の場合:
容器Bの食塩水の量は800+1200=2000800 + 1200 = 2000g。濃度は6%なので、食塩の量は2000×0.06=1202000 \times 0.06 = 120g。
(2)
(1)の場合:
容器Aから200gの食塩水を移すので、その中に含まれる食塩の量は200×x100=2x200 \times \frac{x}{100} = 2xg。
容器Bには元々800×y100=8y800 \times \frac{y}{100} = 8ygの食塩が含まれている。
混ぜた後の容器Bに含まれる食塩の量は2x+8y2x + 8yg。
これは70gに等しいので、2x+8y=702x + 8y = 70
両辺を2で割ると、x+4y=35x + 4y = 35
(2)の場合:
容器Aには1200×x100=12x1200 \times \frac{x}{100} = 12xgの食塩が含まれている。
容器Bには元々800×y100=8y800 \times \frac{y}{100} = 8ygの食塩が含まれている。
混ぜた後の容器Bに含まれる食塩の量は12x+8y12x + 8yg。
これは120gに等しいので、12x+8y=12012x + 8y = 120
両辺を4で割ると、3x+2y=303x + 2y = 30
(3)
(2)で求めた2つの式からxxyyを求める。
x+4y=35x + 4y = 35
3x+2y=303x + 2y = 30
1つ目の式からx=354yx = 35 - 4y
これを2つ目の式に代入すると、3(354y)+2y=303(35 - 4y) + 2y = 30
10512y+2y=30105 - 12y + 2y = 30
10y=75-10y = -75
y=7.5y = 7.5
x=354×7.5=3530=5x = 35 - 4 \times 7.5 = 35 - 30 = 5

3. 最終的な答え

(1)
(1)の場合:70g
(2)の場合:120g
(2)
(1)の場合:x+4y=35x + 4y = 35
(2)の場合:3x+2y=303x + 2y = 30
(3)
容器Aの濃度:5%
容器Bの濃度:7.5%

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