4cm x 6cmの長方形タイルが正方形の枠内に隙間なく並べて貼られている。タイルの枚数は何枚か? ア. 縦の枚数は横の枚数の1.5倍である。 イ. 縦、横のいずれかの枚数は12枚である。 アとイの条件のうち、どちらの情報だけでタイルの枚数を特定できるか、または両方の情報が必要かを答える問題です。
2025/4/15
1. 問題の内容
4cm x 6cmの長方形タイルが正方形の枠内に隙間なく並べて貼られている。タイルの枚数は何枚か?
ア. 縦の枚数は横の枚数の1.5倍である。
イ. 縦、横のいずれかの枚数は12枚である。
アとイの条件のうち、どちらの情報だけでタイルの枚数を特定できるか、または両方の情報が必要かを答える問題です。
2. 解き方の手順
* **記号の定義**
縦方向のタイル数を 、横方向のタイル数を とします。タイルのサイズは4cm x 6cmです。
正方形の枠の一辺の長さを とします。
* **正方形の条件**
正方形の枠であることから、縦方向の長さと横方向の長さは等しくなります。
* **条件アについて**
縦の枚数は横の枚数の1.5倍であるから
これを に代入すると、
これは不適なので、タイルの向きが縦横逆である必要があります。
条件アより
条件アだけでは、との関係しかわからず、具体的な値は特定できません。
例えば、 なら 、 なら となります。
タイルの総数 も一意に決まりません。
* **条件イについて**
条件イより、縦または横のタイル数が12枚であることがわかります。
* もし縦のタイル数 の場合、正方形の条件 から、 なので 。
タイル総数 = 。
* もし横のタイル数 の場合、正方形の条件 から、 なので 。
タイル総数 = 。
条件イだけでは、との組み合わせが複数存在するため、タイルの総数を特定できません。
* **条件アとイの両方について**
条件アとイの両方が与えられた場合、条件アを 、条件イを または として考えます。
* もし なら、 より となり、タイル総数は 。
しかし条件アの別の向きである、 を考慮すると、 となり、正方形の条件を満たさなくなる。
* もし なら、 より となり、タイル総数は 。
条件アを とすると、 となり、条件を満たす。
タイルの向きを逆にすると、
もし なら、 を を満たすように考えると、 なので、となる。正方形の条件からタイル総数は、
もし なら、 より なので、となる。正方形の条件からタイル総数は、
条件アと条件イから、タイル総数を一意に決定できます。
3. 最終的な答え
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