放物線 $y = -x^2 + kx + k + 1$ が $x$ 軸と1点で接するとき、定数 $k$ の値と、そのときの接点の座標を求めます。

代数学二次関数判別式接する放物線二次方程式
2025/4/24

1. 問題の内容

放物線 y=x2+kx+k+1y = -x^2 + kx + k + 1xx 軸と1点で接するとき、定数 kk の値と、そのときの接点の座標を求めます。

2. 解き方の手順

放物線が xx 軸と1点で接するということは、2次方程式 x2+kx+k+1=0-x^2 + kx + k + 1 = 0 が重解を持つということです。
まず、2次方程式の形を整えます。
x2kxk1=0x^2 - kx - k - 1 = 0
この方程式の判別式を DD とすると、
D=(k)24(1)(k1)=k2+4k+4D = (-k)^2 - 4(1)(-k-1) = k^2 + 4k + 4
重解を持つためには D=0D = 0 である必要があります。
k2+4k+4=0k^2 + 4k + 4 = 0
(k+2)2=0(k+2)^2 = 0
k=2k = -2
したがって、 k=2k = -2 のとき、与えられた放物線は xx 軸と接します。
このとき、放物線の式は y=x22x1y = -x^2 -2x - 1 となり、xx 軸との交点を求めるには x22x1=0-x^2 -2x - 1 = 0 を解けばよい。
(x+1)2=0-(x+1)^2 = 0
x=1x = -1
したがって、接点の xx 座標は 1-1 です。
yy 座標は当然0なので、接点の座標は (1,0)(-1, 0) です。

3. 最終的な答え

k=2k = -2
接点の座標は (1,0)(-1, 0)