点A(3, 1)と直線 $3x + 2y - 6 = 0$ に関して対称な点Bの座標を求める。

幾何学座標平面対称点直線中点直交
2025/3/20

1. 問題の内容

点A(3, 1)と直線 3x+2y6=03x + 2y - 6 = 0 に関して対称な点Bの座標を求める。

2. 解き方の手順

まず、点Bの座標を(x, y)とします。
次に、点Aと点Bの中点Mを求めます。Mは線分ABの中点なので、その座標は ((3+x3+x)/2, (1+y1+y)/2)となります。
点Mは直線 3x+2y6=03x + 2y - 6 = 0 上にあるため、Mの座標を直線の方程式に代入します。
3×3+x2+2×1+y26=03 \times \frac{3+x}{2} + 2 \times \frac{1+y}{2} - 6 = 0
これを整理すると、
3(3+x)+2(1+y)12=03(3+x) + 2(1+y) - 12 = 0
9+3x+2+2y12=09 + 3x + 2 + 2y - 12 = 0
3x+2y1=03x + 2y - 1 = 0 ...(1)
次に、直線ABは直線 3x+2y6=03x + 2y - 6 = 0 と直交するので、それぞれの傾きの積は-1となります。
直線 3x+2y6=03x + 2y - 6 = 0 の傾きは 3/2-3/2 です。
直線ABの傾きは (y1)/(x3)(y-1)/(x-3) です。
したがって、
y1x3×(32)=1\frac{y-1}{x-3} \times (-\frac{3}{2}) = -1
これを整理すると、
y1x3=23\frac{y-1}{x-3} = \frac{2}{3}
3(y1)=2(x3)3(y-1) = 2(x-3)
3y3=2x63y - 3 = 2x - 6
2x3y3=02x - 3y - 3 = 0 ...(2)
(1)と(2)の連立方程式を解きます。
(1)より、 3x+2y=13x + 2y = 1 ...(1')
(2)より、 2x3y=32x - 3y = 3 ...(2')
(1') ×2\times 2 - (2') ×3\times 3 を計算すると、
6x+4y(6x9y)=296x + 4y - (6x - 9y) = 2 - 9
13y=713y = -7
y=713y = -\frac{7}{13}
これを(1')に代入すると、
3x+2×(713)=13x + 2 \times (-\frac{7}{13}) = 1
3x1413=13x - \frac{14}{13} = 1
3x=1+1413=27133x = 1 + \frac{14}{13} = \frac{27}{13}
x=913x = \frac{9}{13}

3. 最終的な答え

点Bの座標は (913,713)(\frac{9}{13}, -\frac{7}{13})

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