整数 $n$ について、$n^2$ が奇数ならば、$n$ が奇数であることを証明するために、その対偶である「$n$が偶数ならば、$n^2$は偶数である」を証明する穴埋め問題です。

数論整数対偶証明偶数奇数
2025/6/6

1. 問題の内容

整数 nn について、n2n^2 が奇数ならば、nn が奇数であることを証明するために、その対偶である「nnが偶数ならば、n2n^2は偶数である」を証明する穴埋め問題です。

2. 解き方の手順

まず、nn が偶数であるという仮定から出発します。偶数は2の倍数なので、整数 kk を用いて、n=2kn = 2k と表すことができます。
したがって、n2n^2 は、
n2=(2k)2n^2 = (2k)^2
n2=4k2n^2 = 4k^2
n2=2(2k2)n^2 = 2(2k^2)
となります。2k22k^2 も整数なので、n2n^2 は2の倍数であり、偶数であることがわかります。
したがって、アには「対偶」、イには「2k2k」、ウには「4k24k^2」が入ります。

3. 最終的な答え

ア: 対偶
イ: 2k2k
ウ: 4k24k^2

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