540を素因数分解し、その結果を用いて540の正の約数の個数とその和を求め、さらに540以下の自然数のうち、2でも3でも割り切れないものの個数を求めます。

算数素因数分解約数約数の個数約数の和整数の性質倍数
2025/6/12

1. 問題の内容

540を素因数分解し、その結果を用いて540の正の約数の個数とその和を求め、さらに540以下の自然数のうち、2でも3でも割り切れないものの個数を求めます。

2. 解き方の手順

まず540を素因数分解します。
540=2×270=22×135=22×3×45=22×32×15=22×33×5540 = 2 \times 270 = 2^2 \times 135 = 2^2 \times 3 \times 45 = 2^2 \times 3^2 \times 15 = 2^2 \times 3^3 \times 5
したがって、540=22×33×51540 = 2^2 \times 3^3 \times 5^1 です。
次に、540の正の約数の個数を求めます。約数の個数は、各素因数の指数に1を加えて掛け合わせたものです。
(2+1)×(3+1)×(1+1)=3×4×2=24(2+1) \times (3+1) \times (1+1) = 3 \times 4 \times 2 = 24
したがって、540の正の約数は24個です。
次に、540の正の約数の和を求めます。約数の和は、各素因数の指数に関する等比数列の和の積で表されます。
(1+2+22)×(1+3+32+33)×(1+5)=(1+2+4)×(1+3+9+27)×(6)=7×40×6=7×240=1680(1+2+2^2) \times (1+3+3^2+3^3) \times (1+5) = (1+2+4) \times (1+3+9+27) \times (6) = 7 \times 40 \times 6 = 7 \times 240 = 1680
したがって、540の正の約数の和は1680です。
最後に、540以下の自然数のうち、2でも3でも割り切れないものの個数を求めます。
540以下の自然数で2の倍数は、 540/2=270540/2 = 270 個。
540以下の自然数で3の倍数は、 540/3=180540/3 = 180 個。
540以下の自然数で6の倍数は、 540/6=90540/6 = 90 個。
2または3で割り切れる数は、 270+18090=360270 + 180 - 90 = 360 個。
2でも3でも割り切れない数は、 540360=180540 - 360 = 180 個。

3. 最終的な答え

540を素因数分解すると、22×33×52^2 \times 3^3 \times 5 です。
540の正の約数は24個あり、それらの和は1680です。
540以下の自然数のうち、2でも3でも割り切れないものは180個あります。

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