(1)
2でも3でも割り切れない自然数を小さい順に並べた数列 {an} を考える。 2でも3でも割り切れない自然数は、6で割った余りが1または5となる数である。
n 番目の数は、6k+1 または 6k+5 の形をしている。 n = 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, ... に対して、an = 1, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, ... となる。 数列 {an} は、6で割った余りが1となる数と5となる数が交互に並んでいる。 n が偶数のとき、an=6⋅2n−1=3n−1 n が奇数のとき、an=6⋅2n−1+1=3(n−1)+1=3n−2 したがって、
an={3n−23n−1(n が奇数のとき)(n が偶数のとき) これをまとめて書くと、an=3n−23+(−1)n となる。 (2)
Sm=a12+a22+⋯+a2m−12+a2m2=∑k=12mak2 を求める。 ∑k=12mak2=∑k=1ma2k−12+∑k=1ma2k2 =∑k=1m(3(2k−1)−2)2+∑k=1m(3(2k)−1)2 =∑k=1m(6k−5)2+∑k=1m(6k−1)2 =∑k=1m(36k2−60k+25)+∑k=1m(36k2−12k+1) =∑k=1m(72k2−72k+26) =72∑k=1mk2−72∑k=1mk+26∑k=1m1 =72⋅6m(m+1)(2m+1)−72⋅2m(m+1)+26m =12m(m+1)(2m+1)−36m(m+1)+26m =12m(2m2+3m+1)−36m2−36m+26m =24m3+36m2+12m−36m2−36m+26m =24m3+2m =2m(12m2+1)