まず、非同次方程式を解くために、同次方程式 mdt2d2x+kx=0 の一般解を求め、その後、非同次方程式の特殊解を求めます。最後に、それらの解を足し合わせることで、非同次方程式の一般解が得られます。 (1) 同次方程式 mdt2d2x+kx=0 の一般解を求める。 この方程式は、特性方程式 mr2+k=0 を持つ。 r2=−mk r=±imk ω=mk と置くと、r=±iω となり、同次方程式の一般解は次のようになる。 xh(t)=Acos(ωt)+Bsin(ωt) (2) 非同次方程式 mdt2d2x+kx=kx0 の特殊解を求める。 特殊解を xp(t)=C と仮定する。ここで、Cは定数である。このとき、dt2d2xp=0 となるので、非同次方程式に代入すると、 m(0)+kC=kx0 したがって、特殊解は xp(t)=x0 となる。 (3) 非同次方程式の一般解は、同次方程式の一般解と特殊解の和で表される。
x(t)=xh(t)+xp(t)=Acos(ωt)+Bsin(ωt)+x0 ここで、ω=mk である。