与えられた2階常微分方程式 $m \frac{d^2x}{dt^2} + kx = kx_0$ の一般解を求めます。

応用数学微分方程式常微分方程式力学一般解
2025/6/22

1. 問題の内容

与えられた2階常微分方程式 md2xdt2+kx=kx0m \frac{d^2x}{dt^2} + kx = kx_0 の一般解を求めます。

2. 解き方の手順

まず、非同次方程式を解くために、同次方程式 md2xdt2+kx=0m \frac{d^2x}{dt^2} + kx = 0 の一般解を求め、その後、非同次方程式の特殊解を求めます。最後に、それらの解を足し合わせることで、非同次方程式の一般解が得られます。
(1) 同次方程式 md2xdt2+kx=0m \frac{d^2x}{dt^2} + kx = 0 の一般解を求める。
この方程式は、特性方程式 mr2+k=0mr^2 + k = 0 を持つ。
r2=kmr^2 = -\frac{k}{m}
r=±ikmr = \pm i \sqrt{\frac{k}{m}}
ω=km\omega = \sqrt{\frac{k}{m}} と置くと、r=±iωr = \pm i \omega となり、同次方程式の一般解は次のようになる。
xh(t)=Acos(ωt)+Bsin(ωt)x_h(t) = A \cos(\omega t) + B \sin(\omega t)
ここで、AABBは任意定数である。
(2) 非同次方程式 md2xdt2+kx=kx0m \frac{d^2x}{dt^2} + kx = kx_0 の特殊解を求める。
特殊解を xp(t)=Cx_p(t) = C と仮定する。ここで、CCは定数である。このとき、d2xpdt2=0\frac{d^2x_p}{dt^2} = 0 となるので、非同次方程式に代入すると、
m(0)+kC=kx0m(0) + kC = kx_0
kC=kx0kC = kx_0
C=x0C = x_0
したがって、特殊解は xp(t)=x0x_p(t) = x_0 となる。
(3) 非同次方程式の一般解は、同次方程式の一般解と特殊解の和で表される。
x(t)=xh(t)+xp(t)=Acos(ωt)+Bsin(ωt)+x0x(t) = x_h(t) + x_p(t) = A \cos(\omega t) + B \sin(\omega t) + x_0
ここで、ω=km\omega = \sqrt{\frac{k}{m}} である。

3. 最終的な答え

x(t)=Acos(kmt)+Bsin(kmt)+x0x(t) = A \cos(\sqrt{\frac{k}{m}}t) + B \sin(\sqrt{\frac{k}{m}}t) + x_0

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