2次関数 $y = x^2 + mx + m + 3$ のグラフが x 軸に接するとき、定数 $m$ の値を求め、そのときの接点の座標を求める。

代数学二次関数二次方程式判別式接点
2025/7/1

1. 問題の内容

2次関数 y=x2+mx+m+3y = x^2 + mx + m + 3 のグラフが x 軸に接するとき、定数 mm の値を求め、そのときの接点の座標を求める。

2. 解き方の手順

2次関数のグラフがx軸に接するということは、2次方程式 x2+mx+m+3=0x^2 + mx + m + 3 = 0 が重解を持つということである。
したがって、この2次方程式の判別式 DD が 0 になる。
判別式 DDD=b24acD = b^2 - 4ac であり、この問題では a=1,b=m,c=m+3a=1, b=m, c=m+3 である。
D=m24(1)(m+3)D = m^2 - 4(1)(m+3)
D=m24m12D = m^2 - 4m - 12
D=0D=0 となる mm の値を求める。
m24m12=0m^2 - 4m - 12 = 0
(m6)(m+2)=0(m-6)(m+2) = 0
よって、m=6,2m = 6, -2
次に、接点の座標を求める。
m=6m = 6 のとき、2次方程式は x2+6x+9=0x^2 + 6x + 9 = 0 となる。
(x+3)2=0(x+3)^2 = 0
x=3x = -3
よって、接点の座標は (3,0)(-3, 0)
m=2m = -2 のとき、2次方程式は x22x+1=0x^2 - 2x + 1 = 0 となる。
(x1)2=0(x-1)^2 = 0
x=1x = 1
よって、接点の座標は (1,0)(1, 0)

3. 最終的な答え

m=6m = 6 のとき、接点の座標は (3,0)(-3, 0)
m=2m = -2 のとき、接点の座標は (1,0)(1, 0)

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