ある品物の売価が1個100円のとき、1日300個の売り上げがあります。売価を1個につき1円値上げすると、1日2個の割合で売り上げが減ります。1日の売り上げ金額を最大にするには、売価をいくらにするとよいかを求める問題です。ただし、消費税は考えないものとします。

代数学二次関数最大値応用問題価格設定
2025/7/1

1. 問題の内容

ある品物の売価が1個100円のとき、1日300個の売り上げがあります。売価を1個につき1円値上げすると、1日2個の割合で売り上げが減ります。1日の売り上げ金額を最大にするには、売価をいくらにするとよいかを求める問題です。ただし、消費税は考えないものとします。

2. 解き方の手順

まず、売価をxx円値上げするとします。
このとき、
- 売価: 100+x100 + x (円)
- 売り上げ個数: 3002x300 - 2x (個)
となります。
1日の売り上げ金額をyy円とすると、
y=(100+x)(3002x)y = (100 + x)(300 - 2x)
これを展開して整理します。
y=30000200x+300x2x2y = 30000 - 200x + 300x - 2x^2
y=2x2+100x+30000y = -2x^2 + 100x + 30000
売り上げ金額yyを最大にするxxの値を求めるために、この2次関数を平方完成します。
y=2(x250x)+30000y = -2(x^2 - 50x) + 30000
y=2(x250x+625625)+30000y = -2(x^2 - 50x + 625 - 625) + 30000
y=2((x25)2625)+30000y = -2((x - 25)^2 - 625) + 30000
y=2(x25)2+1250+30000y = -2(x - 25)^2 + 1250 + 30000
y=2(x25)2+31250y = -2(x - 25)^2 + 31250
この式から、x=25x = 25 のとき、yyが最大値 3125031250 をとることがわかります。
したがって、売り上げ金額を最大にする売価は、100+x=100+25=125100 + x = 100 + 25 = 125 円です。

3. 最終的な答え

125円

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