(1) 6で割ると1余る数で、200に最も近い数を求める。 (2) 6で割っても4で割っても2余る数のうち、小さい方から3番目の数を求める。ただし、最も小さい数は2であることが与えられている。 (3) 8で割ると2余り、12で割ると6余る数のうち、最も小さい数を求める。

算数整数の性質剰余最大公約数最小公倍数
2025/7/27

1. 問題の内容

(1) 6で割ると1余る数で、200に最も近い数を求める。
(2) 6で割っても4で割っても2余る数のうち、小さい方から3番目の数を求める。ただし、最も小さい数は2であることが与えられている。
(3) 8で割ると2余り、12で割ると6余る数のうち、最も小さい数を求める。

2. 解き方の手順

(1) 6で割ると1余る数は 6n+16n+1nnは整数)と表せる。200に最も近い数を探すため、6n+16n+1が200に近い整数になるようなnnを求める。
200÷6=33200 \div 6 = 33 あまり 22 なので、6×33+1=1996 \times 33 + 1 = 1996×34+1=2056 \times 34 + 1 = 205 が候補になる。
200との差を計算すると、199200=1|199-200|=1205200=5|205-200|=5
したがって、199の方が200に近い。
(2) 6で割っても4で割っても2余る数は、6n+26n+2 かつ 4m+24m+2n,mn, mは整数)と表せる。
このような数は、6と4の最小公倍数である12の倍数に2を足した数である。
つまり、12k+212k+2kkは整数)と表せる。
小さい方から3番目の数は、k=0,1,2k=0, 1, 2に対応するので、
k=0k=0 のとき 12×0+2=212 \times 0 + 2 = 2
k=1k=1 のとき 12×1+2=1412 \times 1 + 2 = 14
k=2k=2 のとき 12×2+2=2612 \times 2 + 2 = 26
したがって、小さい方から3番目の数は26。
(3) 8で割ると2余る数は 8n+28n+2nnは整数)、12で割ると6余る数は 12m+612m+6mmは整数)と表せる。
8n+2=12m+68n+2 = 12m+6となるような、nnmmを探す。
式を変形すると、8n=12m+48n = 12m+4。両辺を4で割ると、2n=3m+12n = 3m+1
mmが奇数のとき、3m+13m+1は偶数になるので、nnは整数になる。
m=1m=1 のとき、3×1+1=43 \times 1 + 1 = 4 なので、n=2n=2
8×2+2=188 \times 2 + 2 = 1812×1+6=1812 \times 1 + 6 = 18
したがって、最も小さい数は18。

3. 最終的な答え

(1) 199
(2) 26
(3) 18

「算数」の関連問題