2直線 $l: tx - y = t$ と $m: x + ty = 2t + 1$ の交点Pの軌跡を求める問題です。ただし、$x \ne 1$ のときを考え、交点Pが円 $(x-1)^2 + (y-1)^2 = 1$ から2点 $(1, 0), (1, 2)$ を除いた図形上にあることが示されています。今回は、この過程を確認し、軌跡を求めます。

幾何学軌跡連立方程式パラメータ表示
2025/7/29
はい、了解しました。問題文の画像を参考に、問題を解いていきます。

1. 問題の内容

2直線 l:txy=tl: tx - y = tm:x+ty=2t+1m: x + ty = 2t + 1 の交点Pの軌跡を求める問題です。ただし、x1x \ne 1 のときを考え、交点Pが円 (x1)2+(y1)2=1(x-1)^2 + (y-1)^2 = 1 から2点 (1,0),(1,2)(1, 0), (1, 2) を除いた図形上にあることが示されています。今回は、この過程を確認し、軌跡を求めます。

2. 解き方の手順

まず、2つの直線の方程式からパラメータ tt を消去します。

1. 直線 $l$ の方程式 $tx - y = t$ から、$t$ を $x$ と $y$ で表します。

t(x1)=yt(x-1) = y より、x1x \ne 1 のとき、t=yx1t = \frac{y}{x-1} となります。

2. これを直線 $m$ の方程式 $x + ty = 2t + 1$ に代入します。

x+yx1y=2yx1+1x + \frac{y}{x-1}y = 2\frac{y}{x-1} + 1

3. この式を整理して、$x$ と $y$ の関係式を求めます。

両辺に x1x-1 をかけて、
x(x1)+y2=2y+(x1)x(x-1) + y^2 = 2y + (x-1)
x2x+y2=2y+x1x^2 - x + y^2 = 2y + x - 1
x22x+y22y+1=0x^2 - 2x + y^2 - 2y + 1 = 0
(x22x+1)+(y22y+1)=1(x^2 - 2x + 1) + (y^2 - 2y + 1) = 1
(x1)2+(y1)2=1(x - 1)^2 + (y - 1)^2 = 1

4. これは、中心 $(1, 1)$、半径1の円の方程式です。

5. ただし、$x \ne 1$ の条件から、この円上の $x=1$ となる点を考慮する必要があります。$x=1$ を円の方程式に代入すると、

(11)2+(y1)2=1(1 - 1)^2 + (y - 1)^2 = 1
(y1)2=1(y - 1)^2 = 1
y1=±1y - 1 = \pm 1
y=0,2y = 0, 2
したがって、円上の点 (1,0)(1, 0)(1,2)(1, 2) は除外されます。

3. 最終的な答え

交点Pの軌跡は、円 (x1)2+(y1)2=1(x - 1)^2 + (y - 1)^2 = 1 上の点のうち、2点 (1,0)(1, 0)(1,2)(1, 2) を除いたものです。

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