東西に4本、南北に5本の道路がある。A地点から出発した人が最短の道順でB地点に向かう。各交差点で、東に行くか北へ行くかは等確率とし、一方しか行けない場合は確率1でその方向へ行く。以下の問いに答える。 (1) A地点からB地点に行く経路の総数は何通りか。 (2) A地点からP地点を経由してB地点に行く経路は何通りか。 (3) A地点からP地点を経由してB地点に行く確率を求めよ。
2025/7/29
1. 問題の内容
東西に4本、南北に5本の道路がある。A地点から出発した人が最短の道順でB地点に向かう。各交差点で、東に行くか北へ行くかは等確率とし、一方しか行けない場合は確率1でその方向へ行く。以下の問いに答える。
(1) A地点からB地点に行く経路の総数は何通りか。
(2) A地点からP地点を経由してB地点に行く経路は何通りか。
(3) A地点からP地点を経由してB地点に行く確率を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) A地点からB地点に行くには、東に3回、北に4回進む必要がある。したがって、経路の総数は、7回の移動のうち、東に3回進む場所を選ぶ組み合わせの数に等しい。これは、組み合わせの公式を用いて計算できる。
(2) A地点からP地点に行くには、東に2回、北に2回進む必要がある。P地点からB地点に行くには、東に1回、北に2回進む必要がある。それぞれの経路の数を求め、掛け合わせることで、A地点からP地点を経由してB地点に行く経路の総数を求める。
(3) A地点からP地点を経由してB地点に行く確率を求めるには、(2)で求めた経路の総数を(1)で求めた経路の総数で割る。
(1)
AからBへの経路の総数は、東3回、北4回の並び方の総数なので、
通り。
(2)
AからPへの経路の総数は、東2回、北2回の並び方の総数なので、
通り。
PからBへの経路の総数は、東1回、北2回の並び方の総数なので、
通り。
したがって、AからPを経由してBに行く経路の総数は、
通り。
(3)
AからPを経由してBに行く確率は、
3. 最終的な答え
(1) 35通り
(2) 18通り
(3)