三角形ABCにおいて、辺AB, BC, CAの中点をそれぞれD, E, Fとする。三角形ABCと三角形ADFの重心をそれぞれG, Pとする。AB = 9, AC = 10, AE = 9のとき、DE, EF, AG, AP, PGの値を求める。

幾何学三角形中点連結定理重心辺の長さ
2025/7/29

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、辺AB, BC, CAの中点をそれぞれD, E, Fとする。三角形ABCと三角形ADFの重心をそれぞれG, Pとする。AB = 9, AC = 10, AE = 9のとき、DE, EF, AG, AP, PGの値を求める。

2. 解き方の手順

(1) DEの長さを求める。D, EはそれぞれAB, BCの中点なので、中点連結定理より DE=12AC=12×10=5DE = \frac{1}{2}AC = \frac{1}{2} \times 10 = 5
(2) EFの長さを求める。E, FはそれぞれBC, CAの中点なので、中点連結定理より EF=12AB=12×9=92EF = \frac{1}{2}AB = \frac{1}{2} \times 9 = \frac{9}{2}
(3) 重心Gは中線を2:1に内分するので、AG=23AE=23×9=6AG = \frac{2}{3}AE = \frac{2}{3} \times 9 = 6
(4) D, FはそれぞれAB, CAの中点なので、AD=12AB=92AD = \frac{1}{2}AB = \frac{9}{2}AF=12AC=5AF = \frac{1}{2}AC = 5。重心Pは三角形ADFの中線を2:1に内分するので、AP=23AMAP = \frac{2}{3}AM。MはDFの中点である。中点連結定理により、DF=12BCDF = \frac{1}{2}BC。AFの中点なので AMはAEと異なることに注意。
ここで、AEの中点までの距離を考える。三角形ADFの重心Pは中線上にあり、Pは重心なので、Aから中点までの距離の23\frac{2}{3}がAPになる。FはACの中点であるから、AF=12AC=5AF = \frac{1}{2}AC = 5AD=12AB=92AD = \frac{1}{2}AB = \frac{9}{2}。APは三角形ADFの中線上の点であり、ADFの重心であるから、AP=23AF=23AC12=235=103AP = \frac{2}{3}AF=\frac{2}{3}AC \frac{1}{2} = \frac{2}{3}*5 = \frac{10}{3}.
(5) AG=6AG = 6, AP=103AP = \frac{10}{3}なので、PG=AGAP=6103=183103=83PG = AG - AP = 6 - \frac{10}{3} = \frac{18}{3} - \frac{10}{3} = \frac{8}{3}

3. 最終的な答え

DE = 5
EF = 9/2
AG = 6
AP = 10/3
PG = 8/3

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