大問7は3つの小問から構成されています。 (1) 56, 168, 252の最大公約数と最小公倍数を求めます。 (2) 整数$a, b$が与えられた条件を満たすとき、$a+b$と$ab$を8で割ったときの余りを求めます。 (3) 248と93の最大公約数を互除法を用いて求めます。

算数最大公約数最小公倍数整数の性質互除法余り
2025/4/17

1. 問題の内容

大問7は3つの小問から構成されています。
(1) 56, 168, 252の最大公約数と最小公倍数を求めます。
(2) 整数a,ba, bが与えられた条件を満たすとき、a+ba+bababを8で割ったときの余りを求めます。
(3) 248と93の最大公約数を互除法を用いて求めます。

2. 解き方の手順

(1) 56, 168, 252の最大公約数と最小公倍数を求めます。
まず、それぞれの数を素因数分解します。
56=23×756 = 2^3 \times 7
168=23×3×7168 = 2^3 \times 3 \times 7
252=22×32×7252 = 2^2 \times 3^2 \times 7
最大公約数は、共通の素因数の最小の指数を取ります。
最大公約数は 22×7=4×7=282^2 \times 7 = 4 \times 7 = 28
最小公倍数は、全ての素因数の最大の指数を取ります。
最小公倍数は 23×32×7=8×9×7=5042^3 \times 3^2 \times 7 = 8 \times 9 \times 7 = 504
(2) aaを8で割ると5余り、bbを8で割ると7余るとき、a+ba+bababを8で割ったときの余りを求めます。
a=8k+5a = 8k + 5 (kkは整数)
b=8l+7b = 8l + 7 (llは整数)
a+b=(8k+5)+(8l+7)=8(k+l)+12=8(k+l+1)+4a+b = (8k + 5) + (8l + 7) = 8(k+l) + 12 = 8(k+l+1) + 4
したがって、a+ba+bを8で割った余りは4です。
ab=(8k+5)(8l+7)=64kl+56k+40l+35=8(8kl+7k+5l+4)+3ab = (8k + 5)(8l + 7) = 64kl + 56k + 40l + 35 = 8(8kl + 7k + 5l + 4) + 3
したがって、ababを8で割った余りは3です。
(3) 248と93の最大公約数を互除法を用いて求めます。
248=93×2+62248 = 93 \times 2 + 62
93=62×1+3193 = 62 \times 1 + 31
62=31×2+062 = 31 \times 2 + 0
したがって、248と93の最大公約数は31です。

3. 最終的な答え

(1) 最大公約数は 28, 最小公倍数は 504
(2) a+ba+bを8で割った余りは 4, ababを8で割った余りは 3
(3) 248と93の最大公約数は 31

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