円に内接する四角形ABCDがあり、円の中心をOとする。$\angle BAC = 48^\circ$, $\angle BOC = 110^\circ$であるとき、$\angle BDC = x$ と $\angle BCD = y$を求める。

幾何学四角形円周角中心角内接四角形角度
2025/3/21
はい、承知いたしました。与えられた情報から問題を解き、指定された形式で回答します。

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDがあり、円の中心をOとする。BAC=48\angle BAC = 48^\circ, BOC=110\angle BOC = 110^\circであるとき、BDC=x\angle BDC = xBCD=y\angle BCD = yを求める。

2. 解き方の手順

* 円周角と中心角の関係より、BAC\angle BACに対する中心角はBOC\angle BOCである。
ただし、BOC\angle BOCは劣弧BCに対する中心角である。
一方、優弧BCに対する中心角をBOC\angle BOC'とすると、BOC=360BOC=360110=250\angle BOC' = 360^\circ - \angle BOC = 360^\circ - 110^\circ = 250^\circである。
* 円周角の定理より、BDC=BAC\angle BDC = \angle BACである。
したがって、x=BDC=BAC=48x = \angle BDC = \angle BAC = 48^\circである。
* 四角形ABCDは円に内接しているので、対角の和は180°である。
BAC=48\angle BAC = 48^\circなので、BDC=x=48\angle BDC = x = 48^\circ
BOC=110\angle BOC = 110^\circなので、円周角と中心角の関係よりBDC=BOC2=3601102=2502=125\angle BDC = \frac{\angle BOC'}{2} = \frac{360^\circ -110^\circ}{2} = \frac{250^\circ}{2} = 125^\circ
したがって、x=BDC=12BOC=55x = \angle BDC = \frac{1}{2} \angle BOC' = 55^\circ となる。
* 次に、OBC\angle OBCについて考える。
OB = OCなので、三角形OBCは二等辺三角形である。
よって、OBC=OCB=1801102=702=35\angle OBC = \angle OCB = \frac{180^\circ - 110^\circ}{2} = \frac{70^\circ}{2} = 35^\circである。
* ABC=ABO+OBC\angle ABC = \angle ABO + \angle OBCである。ABC=180xy\angle ABC = 180 - x - yなので、
ABC+ADC=180\angle ABC + \angle ADC = 180^\circ
BAC=48\angle BAC = 48^\circから、x=55x=55^\circなので、CAD=18048180=48\angle CAD = 180 - 48^\circ - 180 = 48^\circ
* 四角形ABCDは円に内接しているので、ABC+ADC=180\angle ABC + \angle ADC = 180^\circ
ABC=180ADC\angle ABC = 180^\circ - \angle ADC
* ADC=x=55\angle ADC = x = 55^\circ
ABC+55=180\angle ABC + 55^\circ = 180^\circ
ABC=18055=125\angle ABC = 180^\circ - 55^\circ = 125^\circ
ABC+CDA=180\angle ABC + \angle CDA = 180^\circ
* ACB=y\angle ACB = y
BAC=48\angle BAC = 48^\circ
* BAC+BCA+CBA=180\angle BAC + \angle BCA + \angle CBA = 180
* BCA=y\angle BCA= y
CBA=125\angle CBA = 125
* 48+y+125=18048 + y + 125 = 180
y+173=180y + 173 = 180
y=7y = 7

3. 最終的な答え

x=55x = 55^\circ
y=7y = 7^\circ

「幾何学」の関連問題

座標平面上に円 $K: x^2 + y^2 - 8x = 0$ がある。円Kの中心をCとし、点A(-1, 0)を通り、傾きが $a$ (aは正の定数)の直線を $l$ とする。 (1) 点Cの座標と円...

直線座標平面接線三角形の面積
2025/5/19

複素数平面上の2点 $\alpha = x_1 + iy_1$ と $\beta = x_2 + iy_2$ を両端にもつ線分を $m:n$ に内分する点を $z$ とおくとき、$z$ を表す式を求め...

複素数平面線分内分点複素数
2025/5/19

一辺の長さが2の正四面体ABCDがある。辺BCの中点をMとする。 (1) $\cos \angle AMD$ の値を求める。 (2) 直線BCに関して点Dと対称な点をEとする。線分AEの長さを求める。...

空間図形正四面体余弦定理体積垂線
2025/5/19

問題は、内分点と外分点のベクトルの導出についてです。具体的にどのような設定で内分点と外分点を考えるか、またどのようなベクトルの導出を求められているかは、この画像からは読み取れません。しかし、内分点と外...

ベクトル内分点外分点位置ベクトル
2025/5/19

問題文は「内分点、外分点の公式と証明」と書かれています。つまり、線分の内分点と外分点の座標を求める公式を導き、それを証明せよ、ということです。

内分点外分点線分座標
2025/5/19

グラフの式を求める問題です。与えられたグラフは直線なので、一次関数の式 $y = ax + b$ を求めることになります。

一次関数グラフ直線の式
2025/5/19

$|\vec{a}| = 3$, $|\vec{b}| = 1$, $|\vec{a} + \vec{b}| = \sqrt{13}$ のとき、$\vec{a} \cdot \vec{b}$ を求めよ...

ベクトル内積
2025/5/19

図のような道の面積 $S$ と、道の真ん中を通る線の長さ $l$ をそれぞれ求め、 $S = al$ が成り立つことを示す問題です。ここで、$a$ は道の幅、$h$ は長方形部分の道の長さ、$2h$は...

面積図形長方形道の面積
2025/5/19

三角形ABCにおいて、辺ACの長さが$3\sqrt{3}$、角Aが30°、角Bが60°のとき、この三角形の外接円の半径を求める問題です。

三角形外接円正弦定理三角比
2025/5/19

図4において、辺ACの長さが$3\sqrt{3}$、角Aが$30^\circ$、角Bが$60^\circ$である三角形ABCがある。このとき、辺BCの長さを求める。

三角形三角比直角三角形辺の長さ
2025/5/19