三角形 ABC において、AD = DE = EB、F は辺 BC の中点、EF = 6 である。AF と CD の交点を G とするとき、GC の長さを求めよ。

幾何学三角形メネラウスの定理チェバの定理中点連結定理相似線分比
2025/5/26

1. 問題の内容

三角形 ABC において、AD = DE = EB、F は辺 BC の中点、EF = 6 である。AF と CD の交点を G とするとき、GC の長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、メネラウスの定理を三角形 ABF と直線 CD に適用する。
ADDBBCCFFGGA=1\frac{AD}{DB} \cdot \frac{BC}{CF} \cdot \frac{FG}{GA} = 1
問題文より、AD=DE=EBAD = DE = EB なので、AD=EBAD = EB であり、AD:DB=1:2AD:DB = 1:2 となる。
また、F は BC の中点なので、BC=2CFBC = 2CF より、BC:CF=2:1BC:CF = 2:1 となる。
これらを代入すると、
1221FGGA=1\frac{1}{2} \cdot \frac{2}{1} \cdot \frac{FG}{GA} = 1
FGGA=1\frac{FG}{GA} = 1
FG=GAFG = GA
したがって、G は線分 AF の中点である。
次に、中点連結定理を用いる。
E, F はそれぞれ AB, BC 上の点であり、EF は三角形 ABC に含まれる。
中点連結定理より、EF と AC は平行である。
また、EF = 6 である。
次に、三角形 CBF において、中線定理を適用する。
点 D, E は AB を三等分するので、DE = EB である。
また、F は BC の中点である。
三角形 ACD において、AG : GF = 1:1 であり、中線定理の逆より、G は AF の中点である。
次に、三角形 EBF と三角形 ABC に着目する。
AD = DE = EB なので、AB = 3EB となる。同様に考えると、BF = FC である。
EF = 6 なので、AC = 3EF = 3 * 6 = 18 。
次に、チェバの定理を三角形 ABC と点 G に適用する。
ADDBBFFCCEEA=1\frac{AD}{DB} \cdot \frac{BF}{FC} \cdot \frac{CE}{EA} = 1
ADDB=12\frac{AD}{DB} = \frac{1}{2}, BFFC=1\frac{BF}{FC} = 1, CEEA=CEACCE\frac{CE}{EA} = \frac{CE}{AC - CE}
次に、メネラウスの定理を三角形 BCF と直線 CD に適用することを考える。
このとき、交点はそれぞれ D, G, A である。
したがって、
BDDE×EGGC×CAAB=1\frac{BD}{DE} \times \frac{EG}{GC} \times \frac{CA}{AB}=1
ADDE=1\frac{AD}{DE} =1
ここで、三角形 CDG と三角形 EAG の相似を考える。
DG:GE=CD:AEDG : GE = CD : AE
三角形 BEF と三角形 BAC は相似である。(中点連結定理)
AB = 3EB なので、AE = 2EB とすると、AE/AB = 2/3 となる。
点G は AF 上にあるので、AG=GFAG = GF であり、AF は中線である。
点G は CD 上にある。
三角形 EF と三角形 DAC は相似である。
AC = 3EF = 18
線分比から、GCを求める。
GC = 2 * EF = 2 * 3 = 6 なので、GC =12。

3. 最終的な答え

8

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