円グラフで示された地域別の難民数(地域別総難民数、難民、その他の援助対象者の割合を含む)に関する記述が4つ与えられています。それらの記述のうち、円グラフから明らかに正しいと言えるものがいくつあるかを答える問題です。

算数割合計算データ分析
2025/5/27

1. 問題の内容

円グラフで示された地域別の難民数(地域別総難民数、難民、その他の援助対象者の割合を含む)に関する記述が4つ与えられています。それらの記述のうち、円グラフから明らかに正しいと言えるものがいくつあるかを答える問題です。

2. 解き方の手順

各記述について、円グラフの情報に基づいて真偽を判定します。
* **記述1: 全地域合計の総難民数に対する難民数の割合は50%以下である。**
この記述の真偽を判定するには、各地域の総難民数と難民数を把握し、全体の割合を計算する必要があります。
円グラフには各地域の総難民数と、それぞれの内訳の割合が示されています。
例えば、北米の総難民数は82.5万人で、難民の割合は74%です。したがって、北米の難民数は 82.5×0.74=61.0582.5 \times 0.74 = 61.05 万人です。
他の地域についても同様に計算し、総難民数と難民数を合計して割合を求める必要があります。しかし、正確な数値計算は必須ではありません。大まかな割合で判断できます。
明らかに、アフリカ、アジア、ヨーロッパでは難民の割合が50%を大きく超えています。したがって、全体の割合も50%を超える可能性が高いです。
よって、記述1は**誤り**の可能性が高いです。
* **記述2: アフリカのその他の援助対象者の人数はヨーロッパの同数より少ない。**
アフリカの総難民数は1181.8万人で、その他の援助対象者の割合は43%です。したがって、アフリカのその他の援助対象者の数は 1181.8×0.43=508.1741181.8 \times 0.43 = 508.174 万人です。
ヨーロッパの総難民数は625万人で、その他の援助対象者の割合は29%です。したがって、ヨーロッパのその他の援助対象者の数は 625×0.29=181.25625 \times 0.29 = 181.25 万人です。
508.174>181.25508.174 > 181.25 なので、アフリカのその他の援助対象者の人数はヨーロッパの同数より多いです。
よって、記述2は**誤り**です。
* **記述3: ラテンアメリカとオセアニアの難民数の合計は北米の難民数の4分の1以上である。**
ラテンアメリカの総難民数は18.4万人で、難民の割合は60%なので、ラテンアメリカの難民数は 18.4×0.6=11.0418.4 \times 0.6 = 11.04 万人です。
オセアニアの総難民数は5.1万人で、難民の割合は100%なので、オセアニアの難民数は5.1万人です。
ラテンアメリカとオセアニアの難民数の合計は 11.04+5.1=16.1411.04 + 5.1 = 16.14 万人です。
北米の総難民数は82.5万人で、難民の割合は74%なので、北米の難民数は 82.5×0.74=61.0582.5 \times 0.74 = 61.05 万人です。
北米の難民数の4分の1は 61.05/4=15.262561.05 / 4 = 15.2625 万人です。
16.14>15.262516.14 > 15.2625 なので、ラテンアメリカとオセアニアの難民数の合計は北米の難民数の4分の1以上です。
よって、記述3は**正しい**です。
* **記述4: 北米のその他の援助対象者の割合は、アジアの同割合のおよそ1.4倍である。**
北米のその他の援助対象者の割合は26%です。
アジアのその他の援助対象者の割合は64%です。
26/640.40626 / 64 \approx 0.406
0.406×1.40.5680.406 \times 1.4 \approx 0.568
北米の割合はアジアの割合のおよそ0.4倍なので、記述4は**誤り**です。
記述3のみが正しいので、正しい記述は1つです。

3. 最終的な答え

1

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