与えられた命題「ある素数 $x$ について、$x$ は偶数である」の否定を考え、その真偽を判定し、偽である場合は反例を挙げる。

数論素数命題否定真偽反例
2025/5/27

1. 問題の内容

与えられた命題「ある素数 xx について、xx は偶数である」の否定を考え、その真偽を判定し、偽である場合は反例を挙げる。

2. 解き方の手順

まず、与えられた命題の否定を作る。
元の命題は「ある xx について P(x)P(x) が成り立つ」という形をしているので、その否定は「すべての xx について P(x)P(x) が成り立たない」という形になる。
したがって、与えられた命題の否定は「すべての素数 xx について、xx は偶数ではない」となる。
これは「すべての素数 xx について、xx は奇数である」と言い換えることができる。
次に、この否定の真偽を判定する。
素数とは、1 と自分自身以外に正の約数を持たない自然数のことである。
具体的に素数を小さい順に列挙すると、2, 3, 5, 7, 11, ... となる。
この中で、2 は偶数であり、それ以外の素数はすべて奇数である。
したがって、「すべての素数 xx について、xx は奇数である」は偽である。
最後に、否定が偽である場合の反例を挙げる。
否定は「すべての素数 xx について、xx は奇数である」なので、これに対する反例は「ある素数 xx について、xx は偶数である」を満たす xx を見つければ良い。
素数 2 は偶数なので、反例は x=2x = 2 となる。

3. 最終的な答え

命題の否定: すべての素数 xx について、xx は奇数である。
真偽: 偽
反例: x=2x = 2

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