鉄心の比透磁率が2000、平均半径 $3 \times 10^{-2}$ m、断面積 $2 \times 10^{-4}$ m$^2$、巻き数250のトロイダルコイルがある。コイルの一部の長さ0.02 mの断面積が$1 \times 10^{-4}$ m$^2$に狭まっている。このコイルの直列磁気抵抗 $R_m$ を求めよ。
2025/6/4
1. 問題の内容
鉄心の比透磁率が2000、平均半径 m、断面積 m、巻き数250のトロイダルコイルがある。コイルの一部の長さ0.02 mの断面積が mに狭まっている。このコイルの直列磁気抵抗 を求めよ。
2. 解き方の手順
トロイダルコイルの磁気抵抗を求める。
まず、全体の長さ(平均磁路長)を計算する。
m
次に、磁気抵抗は、狭まっている部分と狭まっていない部分の直列接続と考える。狭まっている部分の長さを = 0.02 m、断面積を m とする。狭まっていない部分の長さは m、断面積は m とする。比透磁率は 、真空の透磁率は H/m である。
磁気抵抗の公式は である。狭まっている部分の磁気抵抗 と、狭まっていない部分の磁気抵抗 をそれぞれ計算する。
A/Wb
A/Wb
全体の磁気抵抗は で求められる。
A/Wb
3. 最終的な答え
A/Wb