0, 2, 3, 5, 7 の数字が書かれたカードがそれぞれ4枚ずつある。この20枚のカードから4枚を選び、整数を作り、作られたすべての整数を小さい順に記録する。 (i) 整数は全部で何個作れるか。 (ii) 2027 は小さい方から数えて何番目か。
2025/3/28
1. 問題の内容
0, 2, 3, 5, 7 の数字が書かれたカードがそれぞれ4枚ずつある。この20枚のカードから4枚を選び、整数を作り、作られたすべての整数を小さい順に記録する。
(i) 整数は全部で何個作れるか。
(ii) 2027 は小さい方から数えて何番目か。
2. 解き方の手順
(i) 整数が全部で何個作れるか。
4桁の整数を作る問題なので、各桁にどの数字が入るかを考える。各数字は4枚ずつあることに注意する。
まず、同じ数字を4つ使う場合を考える。これは、0000, 2222, 3333, 5555, 7777 の5通りである。
次に、同じ数字を3つ使う場合を考える。使う数字の種類は2種類である。例えば、0を3つ使う場合、残りの1つの数字は 2, 3, 5, 7 のいずれかである。この場合、0002, 0003, 0005, 0007 の4通りがある。 2,3,5,7 を3つ使う場合も同様に4通りずつあるため、計 通りある。ただし、0は先頭には来れないので、0以外の数字を3つ使う場合は、残りの数字は 0, 2, 3, 5, 7 のいずれかである。この場合、2220, 2223, 2225, 2227 の4通りがある。2, 3, 5, 7をそれぞれ3つ使う場合も同様に4通りずつあるため、計 通りある。
次に、同じ数字を2つずつ使う場合を考える。使う数字の種類は2種類である。数字の組み合わせは 通りである。例えば、0022, 0033, 0055, 0077, 2233, 2255, 2277, 3355, 3377, 5577 の10通りである。これらの並べ方は、通りである。よって、通りある。ただし、0が先頭に来る場合は除く。00を含むものを除くため、0022, 0033, 0055, 0077 の並び替えで0が先頭に来るものを除く必要がある。0が先頭に来る場合は、3つの位置に2, 2が入る配置になるので、通りある。よって、0022, 0033, 0055, 0077 のそれぞれについて、3通りずつ除外する必要がある。通り。よって、通りとなる。
次に、同じ数字を2つ、異なる数字を2つ使う場合を考える。使う数字の種類は3種類である。例えば、0023, 0025, 0027, 0035, 0037, 0057などである。 0を2つ使う場合、残りの2つの数字は、2, 3, 5, 7の中から2つ選ぶ必要がある。組み合わせは 通りである。並べ方は、通りである。例えば、0023は、0023, 0032, 0203, 0230, 0302, 0320, 2003, 2030, 2300, 3002, 3020, 3200の12通り。
0が先頭に来る場合を除く。0を先頭に固定すると、残りの3つの位置に0, 2, 3を並べることになるので、通りある。よって、通り。
2,3,5,7のいずれかを2つ使う場合は、残りの2つは、0,2,3,5,7から選ぶ必要がある。
最後に、すべての数字が異なる場合を考える。使う数字の種類は4種類である。 0, 2, 3, 5, 7 から4つの数字を選ぶ方法は 通りである。並べ方は 通りである。ただし、0が先頭に来る場合を除く。0を先頭に固定すると、残りの3つの数字を並べることになるので、通りである。よって、通りとなる。
合計は、通り。
ただし、上記の計算は複雑であり、正答を導くのは難しい。
(ii) 2027 は小さい方から数えて何番目か。
まず、0000から1999までの数を考える。
0000から0777までの数を考える。
0000から0000:1個
0002, 0003, 0005, 0007:4個
0020, 0022, 0023, 0025, 0027:5個
0030, 0032, 0033, 0035, 0037:5個
0050, 0052, 0053, 0055, 0057:5個
0070, 0072, 0073, 0075, 0077:5個
0222:1個
2027:
小さい順に並べる。
1. 最終的な答え
(i) 整数はすべてで 204個作れる。
(ii) 2027 は小さいほうから数えて 143番目。