$2^x + 2^{-x} = 3$ を満たす $x$ について、$x = \log_2(\frac{3 \pm \sqrt{5}}{2}) = \log_2(3 \pm \sqrt{5}) - 1$ が成り立つ。このとき、$y$ が最小となるような $x = \log_2(\text{カ} \pm \sqrt{\text{キ}}) - \text{ク}$ の値と、そのときの最小値 $\text{ケコ}$ を求めよ。ただし、$y$ は画像にあるグラフで表されている。

代数学指数関数対数関数二次方程式グラフ最大最小方程式の解
2025/6/30

1. 問題の内容

2x+2x=32^x + 2^{-x} = 3 を満たす xx について、x=log2(3±52)=log2(3±5)1x = \log_2(\frac{3 \pm \sqrt{5}}{2}) = \log_2(3 \pm \sqrt{5}) - 1 が成り立つ。このとき、yy が最小となるような x=log2(±)x = \log_2(\text{カ} \pm \sqrt{\text{キ}}) - \text{ク} の値と、そのときの最小値 ケコ\text{ケコ} を求めよ。ただし、yy は画像にあるグラフで表されている。

2. 解き方の手順

まず、与えられたグラフから、yy が最小となるのは t=2t = 2 のときであり、その最小値は y=6y = -6 であることがわかる。ここで、t=2xt = 2^x とおくと、問題文の式は t+1t=3t + \frac{1}{t} = 3 となる。両辺に tt をかけて整理すると t23t+1=0t^2 - 3t + 1 = 0 となる。この二次方程式を解くと、t=3±942=3±52t = \frac{3 \pm \sqrt{9 - 4}}{2} = \frac{3 \pm \sqrt{5}}{2} となる。
t=2xt = 2^x より、x=log2tx = \log_2 t なので、x=log2(3±52)=log2(3±5)log22=log2(3±5)1x = \log_2(\frac{3 \pm \sqrt{5}}{2}) = \log_2(3 \pm \sqrt{5}) - \log_2 2 = \log_2(3 \pm \sqrt{5}) - 1 となる。
グラフから、yy が最小となるのは t=2t=2のときなので、2x=22^x=2 のとき、x=1x=1
x=log2(3±5)1x = \log_2(3 \pm \sqrt{5}) - 1 で、yy が最小となる xx は、2x=22^x = 2 より x=1x=1。ここで、log2(3±5)1=1\log_2(3 \pm \sqrt{5}) - 1 = 1 となる必要がある。つまり、log2(3±5)=2\log_2(3 \pm \sqrt{5}) = 2 なので、3±5=22=43 \pm \sqrt{5} = 2^2 = 4 となる。しかし、これは成り立たない。
そこで、グラフから、t=2t = 2 に最も近い tt の値を考えると、t=2t=2 の時に最小となる。したがって、2x=22^x = 2 となるので、x=1x=1 となる。この時、t=3+52t = \frac{3+\sqrt{5}}{2}t=352t = \frac{3-\sqrt{5}}{2} のどちらが 22 に近いかを考えると、2352=43+52=1+521.6182 - \frac{3 - \sqrt{5}}{2} = \frac{4-3+\sqrt{5}}{2} = \frac{1+\sqrt{5}}{2} \approx 1.618
3+522=3+542=5120.618\frac{3+\sqrt{5}}{2} - 2 = \frac{3+\sqrt{5}-4}{2} = \frac{\sqrt{5}-1}{2} \approx 0.618
したがって、3+52\frac{3+\sqrt{5}}{2} の方が 22 に近いので、こちらを使う。
x=log2(3+52)=log2(3+5)1x = \log_2(\frac{3+\sqrt{5}}{2}) = \log_2(3+\sqrt{5}) - 1
yyx=1x = 1 のとき最小値をとるので、x=1=log22x=1 = \log_2 2
yy のグラフの頂点の座標から y=6y=-6 であるとわかる。

3. 最終的な答え

カ: 3, キ: 5, ク: 1, ケコ: -6
x=log2(3±5)1x = \log_2(3 \pm \sqrt{5}) - 1 のとき、最小値 6-6 をとる。

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