7個の数字0, 1, 2, 3, 4, 5, 6の中から異なる5個を選んで並べ、5桁の整数を作る。次の条件を満たす整数は何個作れるか。 (1) 5桁の偶数 (2) 5桁の5の倍数

算数順列組み合わせ整数の性質倍数偶数
2025/7/1

1. 問題の内容

7個の数字0, 1, 2, 3, 4, 5, 6の中から異なる5個を選んで並べ、5桁の整数を作る。次の条件を満たす整数は何個作れるか。
(1) 5桁の偶数
(2) 5桁の5の倍数

2. 解き方の手順

(1) 5桁の偶数について
5桁の整数が偶数であるためには、一の位が偶数である必要がある。つまり、一の位は0, 2, 4, 6のいずれかでなければならない。
まず、一の位が0の場合を考える。
千の位、百の位、十の位、一の位の順に数字を決めていく。
一の位が0であるとき、残りの4桁は1, 2, 3, 4, 5, 6の6個の数字から選んで並べることになる。
千の位は0以外の数字を選ぶ必要があるので、千の位は6通り、百の位は5通り、十の位は4通りとなる。
したがって、一の位が0である5桁の偶数は6×5×4×3=3606 \times 5 \times 4 \times 3 = 360個である。
次に、一の位が2, 4, 6のいずれかの場合を考える。
この場合、一の位は3通り。
千の位は0以外の数字を選ぶ必要があるので、千の位は5通り(0と一の位の数字以外)。
百の位は0を含めて残りの5つの数字から選ぶので5通り。
十の位は残りの4つの数字から選ぶので4通り。
したがって、一の位が2, 4, 6である5桁の偶数は5×5×4×3=3005 \times 5 \times 4 \times 3 = 300個である。
ただし、一の位が2, 4, 6の場合、千の位に0を選べないという条件がある。一の位が2, 4, 6のいずれかであり、かつ千の位が0である場合を除外する必要がある。
千の位が0である時、残りの百の位、十の位は5通り、4通りとなるため、3×5×4×3=1803 \times 5 \times 4 \times 3 = 180個となる。
しかし、ここでは千の位の条件を考慮した上で計算しているので、300×3=900300 \times 3 = 900ではない。
従って、一の位が2, 4, 6である5桁の偶数は、5×5×4×3=3005 \times 5 \times 4 \times 3 = 300個である。
よって、一の位が0, 2, 4, 6である5桁の偶数は、 360+300+300+300=360+3300=360+900=1260360+300+300+300 = 360 + 3 * 300 = 360+900 = 1260個になる。
一の位が0である場合は、千の位の選択肢が0以外の6通り。百の位が5通り、十の位が4通りで、6×5×4×1=1206 \times 5 \times 4 \times 1 = 120個。
一の位が2, 4, 6のいずれかである場合は、一の位の選び方が3通り。
千の位が0でないように、0を除いた選び方が5通り。
百の位は、残りの5個の数字から選べるので5通り。
十の位は、残りの4個の数字から選べるので4通り。
5×5×4×3=3005 \times 5 \times 4 \times 3 = 300個。
しかし、上記の計算は千の位が0でないことを考慮していない。
一の位が2, 4, 6のとき、千の位が0となる場合を考える。
千の位が0、一の位が2, 4, 6のとき、残り3桁は5, 4, 3通りで3×5×4×3=1803 \times 5 \times 4 \times 3 = 180個。
したがって、5×5×4×3=3005 \times 5 \times 4 \times 3= 300から、千の位が0になる場合を引いて、300180=120300-180=120
したがって、一の位が2, 4, 6のとき、3(5×5×4)=3003(5 \times 5 \times 4)=300個である。
一の位が0のとき、6×5×4=1206 \times 5 \times 4 = 120個である。
なので、120+300=420120+300=420
(2) 5桁の5の倍数について
5桁の整数が5の倍数であるためには、一の位が0または5である必要がある。
まず、一の位が0の場合を考える。
一の位が0のとき、残りの4桁は1, 2, 3, 4, 5, 6の6個の数字から選んで並べることになる。
千の位は0以外の数字を選ぶ必要があるので、千の位は6通り、百の位は5通り、十の位は4通りとなる。
したがって、一の位が0である5桁の5の倍数は6×5×4×3=3606 \times 5 \times 4 \times 3 = 360個である。
次に、一の位が5の場合を考える。
この場合、一の位は5。
千の位は0以外の数字を選ぶ必要があるので、千の位は5通り(0と5以外の数字)。
百の位は0を含めて残りの5つの数字から選ぶので5通り。
十の位は残りの4つの数字から選ぶので4通り。
したがって、一の位が5である5桁の5の倍数は5×5×4×3=3005 \times 5 \times 4 \times 3 = 300個である。
(1)と同様に、千の位が0の場合を除外する必要がある。
一の位が5、千の位が0であるとき、残り3桁は5, 4, 3通りで1×5×4×3=601 \times 5 \times 4 \times 3 = 60個。
したがって、5×5×4×3=3005 \times 5 \times 4 \times 3= 300から、千の位が0になる場合を引いて、30060=240300-60=240
よって、一の位が5である5桁の5の倍数は、5×5×4×3=3005 \times 5 \times 4 \times 3 = 300個である。
したがって、5桁の5の倍数は、360+300=660360 + 300 = 660個である。
一の位が5のとき、5×5×4=1005 \times 5 \times 4 = 100個である。
なので、360+300=660360 + 300=660個。

3. 最終的な答え

(1) 5桁の偶数:420個
(2) 5桁の5の倍数:660個

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