3つの商店 X, Y, Z の販売価格を比較したところ、高い順に X, Y, Z である。3つの商店の販売価格の平均は176円で、商店 X の販売価格は190円である。このとき、商店 Z の販売価格の最大値を求める。

算数平均不等式最大値文章問題
2025/7/1

1. 問題の内容

3つの商店 X, Y, Z の販売価格を比較したところ、高い順に X, Y, Z である。3つの商店の販売価格の平均は176円で、商店 X の販売価格は190円である。このとき、商店 Z の販売価格の最大値を求める。

2. 解き方の手順

まず、3つの商店の販売価格の合計を求める。平均が176円なので、合計は 3×176=5283 \times 176 = 528 円である。
商店Xの価格は190円なので、商店YとZの価格の合計は 528190=338528 - 190 = 338 円となる。
Y+Z=338Y + Z = 338
商店Zの価格を最大にするためには、商店Yの価格をできるだけ小さくする必要がある。ただし、Yの価格はZの価格以上でなければならない。また、X>Y>Zの関係が成り立つ。
X=190X = 190 なので、190>Y>Z190 > Y > Z である。
YYZZ に限りなく近い場合を考える。
Y=Z+ϵY = Z + \epsilon (ただし、 ϵ\epsilon は微小な正の数) とおくと、
Y+Z=2Z+ϵ=338Y + Z = 2Z + \epsilon = 338
2Z=338ϵ2Z = 338 - \epsilon
Z=169ϵ/2Z = 169 - \epsilon/2
しかし、Y>ZY > Z より、Y=Z+ϵY = Z+ \epsilon
また、X>YX > Y より、190>Y190 > Y
Y=169+ϵ/2Y = 169 + \epsilon/2
190>169+ϵ/2190 > 169 + \epsilon/2
YYZZ以上でなければならないが、できる限り小さくする必要があるので、Y=Z+1Y=Z+1と仮定する。
このとき、 Y+Z=Z+1+Z=2Z+1=338Y+Z = Z+1+Z = 2Z+1 = 338
2Z=3372Z = 337
Z=168.5Z=168.5
ZZは整数値なので、Z=168Z=168を試す。
もし、Z=168Z=168なら、Y=338168=170Y=338-168=170
190>170>168190>170>168 が成立する。
したがって、ZZの最大値は168円である。

3. 最終的な答え

168

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