問題は、x, y が実数であるとき、与えられた条件が、別の条件であるための必要条件、十分条件、必要十分条件、またはそのいずれでもないかを判断するものです。選択肢は以下の通りです。 1. 必要条件であるが十分条件ではない

代数学条件必要条件十分条件必要十分条件不等式絶対値二次方程式
2025/7/6
はい、承知いたしました。問題の解答を以下に示します。

1. 問題の内容

問題は、x, y が実数であるとき、与えられた条件が、別の条件であるための必要条件、十分条件、必要十分条件、またはそのいずれでもないかを判断するものです。選択肢は以下の通りです。

1. 必要条件であるが十分条件ではない

2. 十分条件であるが必要条件ではない

3. 必要十分条件である

4. 必要条件でも十分条件でもない

各問題は以下の通りです。
(1) x=3x = 3x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0 であるための?
(2) x>0x > 0 かつ y>0y > 0x+y>0x + y > 0 であるための?
(3) x<yx < yx2<y2x^2 < y^2 であるための?
(4) x1>3|x - 1| > 3x>4x > 4 であるための?

2. 解き方の手順

(1) x=3x = 3 のとき、x26x+9=326(3)+9=918+9=0x^2 - 6x + 9 = 3^2 - 6(3) + 9 = 9 - 18 + 9 = 0 となり、x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0 が成り立ちます。逆に、x26x+9=(x3)2=0x^2 - 6x + 9 = (x - 3)^2 = 0 のとき、x=3x = 3 となります。したがって、x=3x = 3 であることと、x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0 であることは同値です。
(2) x>0x > 0 かつ y>0y > 0 ならば、x+y>0x + y > 0 は明らかに成り立ちます。しかし、x+y>0x + y > 0 であっても、x>0x > 0 かつ y>0y > 0 とは限りません。例えば、x=1x = -1y=2y = 2 のとき、x+y=1>0x + y = 1 > 0 ですが、x>0x > 0 かつ y>0y > 0 は満たしません。したがって、x>0x > 0 かつ y>0y > 0x+y>0x + y > 0 であるための十分条件ですが、必要条件ではありません。
(3) x<yx < y ならば x2<y2x^2 < y^2 とは限りません。例えば、x=2x = -2y=1y = -1 のとき、x<yx < y ですが、x2=4x^2 = 4y2=1y^2 = 1 であり、x2>y2x^2 > y^2 となります。逆に、x2<y2x^2 < y^2 ならば x<yx < y とも限りません。例えば、x=1x = -1y=1y = 1 のとき、x2=1x^2 = 1y2=1y^2 = 1 で、x2=y2x^2 = y^2 となります。また、x=1x = 1y=2y = 2の時、x2=1x^2=1, y2=4y^2=4で、x2<y2x^2<y^2ですが、x<yx<yです。したがって、x<yx < yx2<y2x^2 < y^2 であるための必要条件でも十分条件でもありません。ただし、x>0x > 0かつy>0y > 0ならば、x<yx<yのとき、x2<y2x^2 < y^2が成り立ちます。
(4) x1>3|x - 1| > 3 は、x1>3x - 1 > 3 または x1<3x - 1 < -3 を意味します。これは、x>4x > 4 または x<2x < -2 を意味します。したがって、x>4x > 4 ならば x1>3|x - 1| > 3 は成り立ちますが、x1>3|x - 1| > 3 ならば必ずしも x>4x > 4 とは限りません (x<2x < -2 の場合があるため)。したがって、x1>3|x - 1| > 3x>4x > 4 であるための必要条件ですが、十分条件ではありません。

3. 最終的な答え

(1) 3
(2) 2
(3) 4
(4) 1

「代数学」の関連問題

与えられた二次関数 $y = -2x^2 + 3x - 1$ の最大値を求め、そのときの $x$ の値を求める。

二次関数最大値平方完成頂点
2025/7/6

点 $(x, y)$ が連立不等式 $3x - y \ge 0$, $x - 2y \le 0$, $x + 3y - 10 \le 0$ を満たすとき、$-x + y$ の最大値と最小値を求めよ。

線形計画法不等式最大値最小値領域
2025/7/6

行列 $A = \begin{bmatrix} t+1 & 1 \\ 1 & t+1 \end{bmatrix}$ (ただし $t$ は実数) とする。連立一次方程式 $Ax = \begin{bma...

線形代数行列連立一次方程式行列式解の存在条件
2025/7/6

2次関数 $y = 3x^2$ のグラフを指定された方法で平行移動した放物線をグラフとする2次関数を $y = a(x - p)^2 + q$ の形で求めます。

二次関数平行移動グラフ放物線
2025/7/6

行列 $A = \begin{bmatrix} 2 & 1 \\ 3 & 1 \end{bmatrix}$ による線形写像 $y = Ax$ によって、与えられた不等式で表される領域がどのような領域に...

線形写像行列領域変換線形代数
2025/7/6

与えられた行列 $A = \begin{bmatrix} 1 & 2 \\ 3 & 1 \end{bmatrix}$ による線形写像 $y = Ax$ によって、次の不等式で表される領域がどのような領...

線形代数線形写像行列領域
2025/7/6

与えられた行列 $A = \begin{bmatrix} 1 & 3 \\ 3 & 1 \end{bmatrix}$ による線形写像 $y = Ax$ によって、以下の不等式で表される領域がどのような...

線形代数線形写像行列領域変換
2025/7/6

与えられた条件を満たすように、定数 $c$ の値を求める問題です。 (1) 関数 $y = x^2 - 12x + c$ ($3 \le x \le 8$) の最大値が $10$ である。 (2) 関...

二次関数最大値最小値平方完成
2025/7/6

与えられた行列 $A = \begin{bmatrix} 2 & 1 \\ 3 & 1 \end{bmatrix}$ による線形写像 $y = Ax$ によって、以下の領域がどのような領域に移るかを求...

線形写像行列線形代数領域変換
2025/7/6

関数 $y = ax + b$ ($-1 \le x \le 1$)の値域が $-3 \le y \le 1$ となるような定数 $a$, $b$ の値を求める問題です。ただし、$a < 0$ としま...

一次関数連立方程式値域
2025/7/6