問題1:放物線 $y = ax^2$ 上に点 $A(-2, -8)$ と $x$ 座標が $1$ である点 $B$ がある。 (1) 点 $B$ の座標を求める。 (2) 放物線上の $O$ と $A$ の間に点 $P$ を、$\triangle PAB = \triangle OAB$ となるようにとるとき、点 $P$ の座標を求める。 問題2:放物線 $y = x^2$ と、直線 $y = x$ の原点以外の交点を $A$、直線 $y = x + 6$ との交点を $B, C$ として、台形 $OABC$ を作る。 (1) 点 $A, B, C$ の座標を求める。 (2) 台形 $OABC$ の面積を求める。

幾何学放物線座標面積台形
2025/8/8

1. 問題の内容

問題1:放物線 y=ax2y = ax^2 上に点 A(2,8)A(-2, -8)xx 座標が 11 である点 BB がある。
(1) 点 BB の座標を求める。
(2) 放物線上の OOAA の間に点 PP を、PAB=OAB\triangle PAB = \triangle OAB となるようにとるとき、点 PP の座標を求める。
問題2:放物線 y=x2y = x^2 と、直線 y=xy = x の原点以外の交点を AA、直線 y=x+6y = x + 6 との交点を B,CB, C として、台形 OABCOABC を作る。
(1) 点 A,B,CA, B, C の座標を求める。
(2) 台形 OABCOABC の面積を求める。

2. 解き方の手順

問題1:
(1) 点 A(2,8)A(-2, -8)y=ax2y = ax^2 上にあるので、代入すると 8=a(2)2-8 = a(-2)^2 より、 8=4a-8 = 4a となり、a=2a = -2
したがって、放物線は y=2x2y = -2x^2
BBxx 座標は 11 なので、 y=2(1)2=2y = -2(1)^2 = -2
よって、点 BB の座標は (1,2)(1, -2)
(2) PAB=OAB\triangle PAB = \triangle OAB となるためには、ABABOPOP が平行である必要がある。
直線 ABAB の傾きは、2(8)1(2)=63=2\frac{-2 - (-8)}{1 - (-2)} = \frac{6}{3} = 2
したがって、直線 OPOP の式は y=2xy = 2x
PPy=2x2y = -2x^2 上にあるので、2x2=2x-2x^2 = 2x
2x2+2x=02x^2 + 2x = 0 より、2x(x+1)=02x(x + 1) = 0
x=0,1x = 0, -1
PPOOAA の間にあるので、x=1x = -1
y=2(1)=2y = 2(-1) = -2
よって、点 PP の座標は (1,2)(-1, -2)
問題2:
(1) 点 AAy=x2y = x^2y=xy = x の交点なので、x2=xx^2 = x
x2x=0x^2 - x = 0 より、x(x1)=0x(x - 1) = 0
x=0,1x = 0, 1。原点以外の交点なので、x=1x = 1
y=1y = 1
よって、A(1,1)A(1, 1)
B,CB, Cy=x2y = x^2y=x+6y = x + 6 の交点なので、x2=x+6x^2 = x + 6
x2x6=0x^2 - x - 6 = 0
(x3)(x+2)=0(x - 3)(x + 2) = 0
x=3,2x = 3, -2
x=3x = 3 のとき、y=3+6=9y = 3 + 6 = 9
x=2x = -2 のとき、y=2+6=4y = -2 + 6 = 4
したがって、B(3,9),C(2,4)B(3, 9), C(-2, 4)
(2) 台形 OABCOABC の面積は、
上底 OCOC と下底 ABAB、高さは点 (0,0)(0, 0) から直線 ABAB までの距離で求めることができる。
直線 y=x+6y = x+6 より OCOC の長さは (20)2+(40)2=4+16=20=25\sqrt{(-2-0)^2+(4-0)^2} = \sqrt{4+16} = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
直線 y=xy=0y = x-y=0 と点 A,BA, B より ABAB の長さは (31)2+(91)2=4+64=68=217\sqrt{(3-1)^2+(9-1)^2} = \sqrt{4+64} = \sqrt{68}=2\sqrt{17}.
OO から直線 ABAB までの距離は y=xy+6=0y=x-y+6=0 より 00+612+12=62=32\frac{|0-0+6|}{\sqrt{1^2+1^2}}=\frac{6}{\sqrt{2}} = 3\sqrt{2}.
よって面積は 12(25+217)32=310+334\frac{1}{2}*(2\sqrt{5}+2\sqrt{17})*3\sqrt{2} =3\sqrt{10}+3\sqrt{34}.
あるいは座標を使った方法で求める。
O(0,0),A(1,1),B(3,9),C(2,4)O(0, 0), A(1, 1), B(3, 9), C(-2, 4) より、台形 OABCOABC の面積は、12(01+19+34+(2)0)(01+13+9(2)+40)=12(0+9+12+0)(0+318+0)=1221(15)=1236=18\frac{1}{2} | (0 \cdot 1 + 1 \cdot 9 + 3 \cdot 4 + (-2) \cdot 0) - (0 \cdot 1 + 1 \cdot 3 + 9 \cdot (-2) + 4 \cdot 0) | = \frac{1}{2} | (0 + 9 + 12 + 0) - (0 + 3 - 18 + 0) | = \frac{1}{2} | 21 - (-15) | = \frac{1}{2} | 36 | = 18

3. 最終的な答え

問題1:
(1) B(1, -2)
(2) P(-1, -2)
問題2:
(1) A(1, 1), B(3, 9), C(-2, 4)
(2) 18

「幾何学」の関連問題

三角形ABCの3つの角の大きさをA, B, Cとするとき、以下の2つの関係が成り立つことを示す問題です。 (1) $\sin{\frac{B+C}{2}} = \cos{\frac{A}{2}}$ (...

三角関数三角形角度三角比
2025/8/10

ある木の真西の地点A、真南の地点Bから木の先端Pを見上げた角度はそれぞれ45度、60度であった。A, B間の距離は16mである。目の高さを無視するとき、木の高さPQを求めよ。

三角比三平方の定理空間図形高さ
2025/8/10

図において、角 A が $48^\circ$ であり、点 B と点 C に同じ印がついた角がある。角 x の大きさを求める。ただし、同じ印の角の大きさは同じである。

角度三角形内角の和二等辺三角形
2025/8/10

図において、$\angle x$ の大きさを求める問題です。 三角形ABCにおいて、$\angle A = 48^\circ$ であり、点Iは三角形ABCの内心です。

三角形内角角の二等分線内心
2025/8/10

長方形ABCDにおいて、$AB:AD = 2:3$である。辺ABを$3:1$に内分する点をM、辺ADを$2:1$に内分する点をNとする。このとき、$CN \perp DM$であることを証明する。

ベクトル幾何学的証明内積長方形垂直
2025/8/10

台形ABCDにおいて、点P,Qが点Aからそれぞれ異なる速さで出発し、ある辺上を移動する。 (1) 出発から2秒後の三角形APQの面積を求める。 (2) 出発からx秒後の三角形APQの面積をyとしたとき...

台形面積二次関数グラフ方程式
2025/8/10

3辺の長さが5, 7, $x$である三角形が存在するとき、$x$の値として不適切なものを選ぶ。

三角形三角形の成立条件不等式
2025/8/10

$x > 1$ のとき、三角形ABCの各辺の長さが $AB = x - 1$, $BC = x^2 - x$, $CA = x + 1$ で与えられています。 (1) $x$ のとり得る値の範囲を求め...

三角形辺の長さ角の大小不等式
2025/8/10

3辺の長さが4, 5, $x$ である三角形が存在するような $x$ の値の範囲を求める問題です。

三角形三角形の成立条件不等式
2025/8/10

放物線 $y = \frac{1}{4}x^2$ 上の点A, Bがあり、それぞれのx座標は-8, 4である。このとき、$\triangle AOB = \triangle APB$となるような点Pの座...

放物線座標平面三角形の面積直線の方程式交点
2025/8/10