座標平面上に2本の直線 $l: y = \frac{1}{2}x$ と $m: y = -\frac{1}{3}x + 5$ がある。これらの交点をAとする。直線 $m$ 上にx座標が3である点Bをとり、Bを通る直線 $n$ と線分OA、x軸との交点をそれぞれC, Dとする。$\triangle ABC = \triangle OCD$ が成り立つとき、以下の問いに答えよ。 (1) 直線OBの式を求めよ。 (2) 点Dの座標を求めよ。 (3) 直線nの式を求めよ。

幾何学座標平面直線三角形面積交点
2025/4/24

1. 問題の内容

座標平面上に2本の直線 l:y=12xl: y = \frac{1}{2}xm:y=13x+5m: y = -\frac{1}{3}x + 5 がある。これらの交点をAとする。直線 mm 上にx座標が3である点Bをとり、Bを通る直線 nn と線分OA、x軸との交点をそれぞれC, Dとする。ABC=OCD\triangle ABC = \triangle OCD が成り立つとき、以下の問いに答えよ。
(1) 直線OBの式を求めよ。
(2) 点Dの座標を求めよ。
(3) 直線nの式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Bの座標を求める。点Bは直線 m:y=13x+5m: y = -\frac{1}{3}x + 5 上にあり、x座標が3であるから、y=13(3)+5=1+5=4y = -\frac{1}{3}(3) + 5 = -1 + 5 = 4。したがって、Bの座標は(3, 4)である。
直線OBは原点を通る直線なので、y=axy = ax と表せる。B(3, 4)を通るので、4=3a4 = 3a より a=43a = \frac{4}{3}
したがって、直線OBの式は y=43xy = \frac{4}{3}x
(2) 点Aの座標を求める。点Aは直線 l:y=12xl: y = \frac{1}{2}xm:y=13x+5m: y = -\frac{1}{3}x + 5 の交点なので、
12x=13x+5\frac{1}{2}x = -\frac{1}{3}x + 5
3x=2x+303x = -2x + 30
5x=305x = 30
x=6x = 6
y=12(6)=3y = \frac{1}{2}(6) = 3
したがって、Aの座標は(6, 3)である。
直線OAの式は、y=36x=12xy = \frac{3}{6}x = \frac{1}{2}x となる。
ABC=OCD\triangle ABC = \triangle OCD であるから、これらの面積を求める。
ABC\triangle ABC の面積を計算するために、点Cの座標を求める必要がある。
点Cは直線OBとOAの交点なので、OBの式は y=43xy = \frac{4}{3}x ではなく、y=12xy = \frac{1}{2}xとの交点なので、Bを通る直線nとOAの交点である。
ABC=OCD\triangle ABC = \triangle OCD より、OC×(OC \times (BからOAに下ろした垂線の長さ)=OD×() = OD \times (CからODに下ろした垂線の長さ))
ABC\triangle ABC の面積を求める。ABは底辺、Aから直線 nn に下ろした垂線の長さが高さとなる。
OCD\triangle OCD の面積を求める。ODは底辺、Cからx軸に下ろした垂線の長さが高さとなる。
点Dの座標を(d, 0)とする。
OAB\triangle OABの面積は、120(34)+3(40)+0(03)=120+12+0=6 \frac{1}{2} | 0(3-4) + 3(4-0) + 0(0-3) | = \frac{1}{2} | 0 + 12 + 0 | = 6
(1)で求めたOBの傾き 43\frac{4}{3} は、直線nnの傾きに関係ない。
ABC=OCD\triangle ABC = \triangle OCD なので、CはOA上にあるので、 OC×hB=OD×hCOC \times h_{B} = OD \times h_{C}、点Cのy座標をcとすると
OAOA \perp 線分BCのとき、面積は等しくならない。
点D (d,0)とし、三角形の面積を考える。直線nの式を y=ax+by = ax+bとするとB(3,4)を通るので 4=3a+b4=3a+b。また、D (d,0)を通るので 0=ad+b0 = ad+b。よって 43a=ad4-3a = -ad
直線OAの式はy=12xy= \frac{1}{2}xなのでCの座標は(c,12c \frac{1}{2}c)である。
△ABC=△OCDなので 12AB×height=12OD×12c \frac{1}{2}AB \times height = \frac{1}{2} OD \times \frac{1}{2}c

2. 最終的な答え

(1) y=43xy = \frac{4}{3}x
(2) (9, 0)
(3) y=43x+8y = -\frac{4}{3}x + 8

「幾何学」の関連問題

2点A(-1,4)とB(3,2)を結ぶ線分ABの垂直二等分線の方程式を求める問題です。

垂直二等分線座標平面直線の方程式
2025/4/24

点 $(-1, 3)$ と直線 $x - 3y + 5 = 0$ との距離を求めよ。

点と直線の距離幾何学
2025/4/24

半径 $r$ m の円形の土地の周囲に、幅 $a$ m の道がある。この道の面積を $S$ m$^2$、道の真ん中を通る円周の長さを $l$ m とするとき、$S=al$ となることを証明する。

面積円周証明
2025/4/24

問題は2つの部分に分かれています。 (1) 空欄を埋める問題: * ぴったり重なり合う2つの図形は何というか。 * ぴったり重なり合う2つの図形で、重なり合う頂点、辺をそれぞれ...

合同図形三角形対応する辺対応する角
2025/4/24

この問題は、図形の合同に関する基礎知識と作図能力を問うものです。具体的には、 * 合同の定義と性質の穴埋め問題 * 合同な三角形における辺の長さと角の大きさの特定 * 四角形の合同な図形の...

合同三角形四角形作図対応する辺対応する角
2025/4/24

平行四辺形ABCDにおいて、辺BCを$a:(1-a)$に内分する点をPとする。このとき、ベクトル$\overrightarrow{AP}$をベクトル$\overrightarrow{AB}$と$\ov...

ベクトル平行四辺形内分点一次独立図形問題
2025/4/24

円 $(x-2)^2 + y^2 = 1$ と直線 $y = mx$ が異なる2点P, Qで交わっているとき、 (1) $m$ の値の範囲を求めよ。 (2) 線分PQの中点Mが描く軌跡を求め、それを図...

直線軌跡交点点と直線の距離解と係数の関係
2025/4/24

放物線 $y = \frac{1}{2}x^2$ 上の原点以外の2点P, Qを接点とする接線の交点をRとする。点P, Qの中点をMとする。点P, Qのx座標をそれぞれ $p, q$ ($p > q$)...

放物線接線座標面積
2025/4/24

放物線 $y = \frac{1}{2}x^2$ 上の原点以外の2点 P, Q を接点とする接線の交点を R とします。点 P, Q の中点を M とし、点 P, Q の $x$ 座標をそれぞれ $p...

放物線接線微分座標中点
2025/4/24

三角形ABCにおいて、A(4, 0), B(1, 6), C(5, 3)である。三角形ABCと三角形PBCの面積が等しくなるような点Pをy軸上にとるとき、以下の問いに答えよ。 (1) 直線BCの式を求...

座標平面三角形の面積直線の式連立方程式
2025/4/24