四面体OABCにおいて、辺ABを2:1に内分する点をD、線分CDを4:1に内分する点をE、線分OEの中点をF、直線CFが平面OABと交わる点をGとするとき、$\vec{OG} = \frac{[5]}{[6|7]} \vec{OA} + \frac{[8]}{[9|10]} \vec{OB}$となる。空欄を埋める問題です。

幾何学ベクトル空間ベクトル四面体内分点平面の方程式
2025/5/5

1. 問題の内容

四面体OABCにおいて、辺ABを2:1に内分する点をD、線分CDを4:1に内分する点をE、線分OEの中点をF、直線CFが平面OABと交わる点をGとするとき、OG=[5][67]OA+[8][910]OB\vec{OG} = \frac{[5]}{[6|7]} \vec{OA} + \frac{[8]}{[9|10]} \vec{OB}となる。空欄を埋める問題です。

2. 解き方の手順

まず、OD\vec{OD}OA\vec{OA}OB\vec{OB}で表します。Dは辺ABを2:1に内分するので、
OD=13OA+23OB\vec{OD} = \frac{1}{3}\vec{OA} + \frac{2}{3}\vec{OB}
次に、OE\vec{OE}OC\vec{OC}OD\vec{OD}で表します。Eは線分CDを4:1に内分するので、
OE=15OC+45OD=15OC+45(13OA+23OB)=415OA+815OB+15OC\vec{OE} = \frac{1}{5}\vec{OC} + \frac{4}{5}\vec{OD} = \frac{1}{5}\vec{OC} + \frac{4}{5}(\frac{1}{3}\vec{OA} + \frac{2}{3}\vec{OB}) = \frac{4}{15}\vec{OA} + \frac{8}{15}\vec{OB} + \frac{1}{5}\vec{OC}
OF\vec{OF}OE\vec{OE}で表します。Fは線分OEの中点なので、
OF=12OE=215OA+415OB+110OC\vec{OF} = \frac{1}{2}\vec{OE} = \frac{2}{15}\vec{OA} + \frac{4}{15}\vec{OB} + \frac{1}{10}\vec{OC}
OG\vec{OG}OF\vec{OF}OC\vec{OC}で表します。Gは直線CF上にあるので、実数kkを用いて
OG=(1k)OC+kOF=(1k)OC+k(215OA+415OB+110OC)\vec{OG} = (1-k)\vec{OC} + k\vec{OF} = (1-k)\vec{OC} + k(\frac{2}{15}\vec{OA} + \frac{4}{15}\vec{OB} + \frac{1}{10}\vec{OC})
=2k15OA+4k15OB+(1k+k10)OC=2k15OA+4k15OB+(19k10)OC= \frac{2k}{15}\vec{OA} + \frac{4k}{15}\vec{OB} + (1-k+\frac{k}{10})\vec{OC} = \frac{2k}{15}\vec{OA} + \frac{4k}{15}\vec{OB} + (1-\frac{9k}{10})\vec{OC}
Gは平面OAB上にあるので、OG=sOA+tOB\vec{OG} = s\vec{OA} + t\vec{OB}と表せます。
OC\vec{OC}の係数は0なので、19k10=01-\frac{9k}{10} = 0となり、k=109k = \frac{10}{9}です。
これを代入すると、
OG=215(109)OA+415(109)OB=427OA+827OB\vec{OG} = \frac{2}{15}(\frac{10}{9})\vec{OA} + \frac{4}{15}(\frac{10}{9})\vec{OB} = \frac{4}{27}\vec{OA} + \frac{8}{27}\vec{OB}
よって、427OA+827OB=[5][67]OA+[8][910]OB\frac{4}{27}\vec{OA} + \frac{8}{27}\vec{OB} = \frac{[5]}{[6|7]} \vec{OA} + \frac{[8]}{[9|10]} \vec{OB}なので、[5]=4, [6|7]=27, [8]=8, [9|10]=27

3. 最終的な答え

OG=427OA+827OB\vec{OG} = \frac{4}{27} \vec{OA} + \frac{8}{27} \vec{OB}

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