円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=CBであり、線分ACとBDの交点をPとする。 (1) △BCP ∽ △BDCとなることを証明する空欄を埋める。 (2) BP=4cm, PD=6cmのとき、BCの長さを求める。

幾何学四角形相似円周角二等辺三角形相似比
2025/5/5

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=CBであり、線分ACとBDの交点をPとする。
(1) △BCP ∽ △BDCとなることを証明する空欄を埋める。
(2) BP=4cm, PD=6cmのとき、BCの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1)
* △BCPと△BDCにおいて、∠PBCは共通な角であるから、∠PBC = ∠DBC …(i) したがって、スには⑤が入る。
* AB = CBより、△ABCは二等辺三角形であり、二等辺三角形の底角は等しいから、∠BAC=∠BCA …(ii) したがって、セには①が入る。
* BCに対する円周角は等しいから、∠BAC=∠BDC …(iii)したがって、ソには③が入る。
* (ii), (iii)より、∠BCA=∠BDC …(iv)
* (i), (iv)より、2組の角がそれぞれ等しいから、△BCP∽△BDC。したがって、タには③が入る。
(2)
△BCP ∽ △BDCより、対応する辺の比は等しいから、
BCBD=BPBC\frac{BC}{BD} = \frac{BP}{BC}
BC2=BPBDBC^2 = BP \cdot BD
BC2=BP(BP+PD)BC^2 = BP \cdot (BP + PD)
BC2=4(4+6)=410=40BC^2 = 4 \cdot (4+6) = 4 \cdot 10 = 40
BC=40=210BC = \sqrt{40} = 2\sqrt{10}

3. 最終的な答え

(1) ス: ⑤, セ: ①, ソ: ③, タ: ③
(2) BC = 2102\sqrt{10} cm

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