正方形のタイル30枚が長方形の枠内に隙間なく並べられている時、縦に並んでいるタイルの枚数は何枚か。 ア: 横に並んでいる枚数は6の倍数ではない。 イ: 縦に並んでいる枚数は2の倍数ではない。 アとイの情報のうち、どちらがあれば縦の枚数がわかるかをA~Eから選ぶ。
2025/5/13
1. 問題の内容
正方形のタイル30枚が長方形の枠内に隙間なく並べられている時、縦に並んでいるタイルの枚数は何枚か。
ア: 横に並んでいる枚数は6の倍数ではない。
イ: 縦に並んでいる枚数は2の倍数ではない。
アとイの情報のうち、どちらがあれば縦の枚数がわかるかをA~Eから選ぶ。
2. 解き方の手順
まず、30枚のタイルを並べる方法を考えます。縦と横の枚数をそれぞれ と とすると、 となります。
30の約数の組み合わせは以下の通りです。
(1, 30), (2, 15), (3, 10), (5, 6), (6, 5), (10, 3), (15, 2), (30, 1)
アの情報から、横に並んでいる枚数()は6の倍数ではないので、 は6, 30 はありえません。したがって、ありうる組み合わせは以下の通りです。
(1, 30), (2, 15), (3, 10), (5, 6), (6, 5), (10, 3), (15, 2), (30, 1)
(2, 15), (3, 10), (5, 6), (10, 3), (15, 2)
イの情報から、縦に並んでいる枚数()は2の倍数ではないので、 は2, 6, 10, 30 はありえません。したがって、ありうる組み合わせは以下の通りです。
(1, 30), (2, 15), (3, 10), (5, 6), (6, 5), (10, 3), (15, 2), (30, 1)
(1, 30), (3, 10), (5, 6), (15, 2)
アの情報だけでは、縦の枚数は 2, 3, 5, 10, 15 の可能性があります。
イの情報だけでは、縦の枚数は 1, 3, 5, 15 の可能性があります。
アとイの両方の情報を使うと、
アより、横の枚数()は6の倍数ではない。
イより、縦の枚数()は2の倍数ではない。
を満たす組み合わせで、 が2の倍数でなく、 が6の倍数でないものを探します。
組み合わせは以下の通りです。
(1,30), (2,15), (3,10), (5,6), (6,5), (10,3), (15,2), (30,1)
アの情報から、横の枚数(b)が6の倍数でないのは、(2,15), (3,10), (5,6), (10,3), (15,2)
イの情報から、縦の枚数(a)が2の倍数でないのは、(1,30), (3,10), (5,6), (15,2)
共通しているのは、(3,10), (5,6), (15,2) ではない
つまり、アとイの情報だけでは、(3,10), (5,6), (15,2) の中から縦の枚数を特定できない。
であり、 は 2 の倍数でなく、 は 6 の倍数でない組み合わせは
(3, 10), (5, 6), (15, 2) の3パターンである。
なので、縦に並んでいる枚数は、3, 5, 15 のいずれかとなり、一意に決まらない。
アだけでも、イだけでも、どちらか一方だけでは縦の枚数が特定できない。
アとイの両方を使っても縦の枚数を特定できない。
3. 最終的な答え
E