問題1: なめらかな水平面上に静止している質量1.0kgの物体に、水平方向に3.0Nの力を2秒間加えた。 (1) この物体の2秒間の加速度を求める。 (2) 2秒後の速さを求める。 問題2: 一直線上を運動する質量2.0kgの物体のv-tグラフが与えられている。 (1) はじめの3.0秒間にはたらいていた力を求める。 (2) 物体に力がはたらいていなかった時間帯を求める。 (3) 力Fと経過時間tの関係を示すグラフ(F-t図)を描く。

応用数学力学運動の法則ニュートンの運動方程式加速度速度v-tグラフ
2025/5/14

1. 問題の内容

問題1:
なめらかな水平面上に静止している質量1.0kgの物体に、水平方向に3.0Nの力を2秒間加えた。
(1) この物体の2秒間の加速度を求める。
(2) 2秒後の速さを求める。
問題2:
一直線上を運動する質量2.0kgの物体のv-tグラフが与えられている。
(1) はじめの3.0秒間にはたらいていた力を求める。
(2) 物体に力がはたらいていなかった時間帯を求める。
(3) 力Fと経過時間tの関係を示すグラフ(F-t図)を描く。

2. 解き方の手順

問題1:
(1) ニュートンの運動方程式 F=maF = ma を用いる。
F=3.0NF = 3.0 N、質量 m=1.0kgm = 1.0 kg なので、加速度 aaa=F/m=3.0N/1.0kga = F/m = 3.0 N / 1.0 kg で求められる。
(2) 等加速度運動の公式 v=v0+atv = v_0 + at を用いる。
初速度 v0=0m/sv_0 = 0 m/s、加速度 a=3.0m/s2a = 3.0 m/s^2、時間 t=2st = 2 s なので、2秒後の速度 vvv=0+3.0m/s22sv = 0 + 3.0 m/s^2 * 2 s で求められる。
問題2:
(1) vtv-tグラフの傾きが加速度を表す。はじめの3.0秒間の加速度を求める。a=ΔvΔt=1.2m/s3.0sa = \frac{\Delta v}{\Delta t} = \frac{1.2 m/s}{3.0 s}.
ニュートンの運動方程式 F=maF = ma を用いる。質量 m=2.0kgm = 2.0 kg、加速度 a=0.4m/s2a = 0.4 m/s^2 なので、F=2.0kg0.4m/s2F = 2.0 kg * 0.4 m/s^2.
(2) 力がはたらいていないとき、加速度は0である。vtv-tグラフが水平になっている部分を探す。
(3) vtv-tグラフから加速度を計算し、F=maF = ma を用いて各時間帯の力を計算する。
0秒から3秒:F=0.8NF = 0.8N
3秒から6秒:F=0NF = 0N
6秒から10秒:加速度は a=01.2106=1.24=0.3m/s2a = \frac{0 - 1.2}{10 - 6} = \frac{-1.2}{4} = -0.3 m/s^2F=ma=2(0.3)=0.6NF = ma = 2 * (-0.3) = -0.6 N.

3. 最終的な答え

問題1:
(1) 加速度: 3.0m/s23.0 m/s^2
(2) 2秒後の速さ: 6.0m/s6.0 m/s
問題2:
(1) はたらいていた力: 0.8N0.8 N
(2) 力がはたらいていなかった時間: 3秒から6秒
(3) F-tグラフ:
0秒から3秒:0.8N
3秒から6秒:0N
6秒から10秒:-0.6N

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