与えられた方程式は、内部収益率(IRR)を求める問題です。方程式は次のとおりです。 $0 = -100 + \frac{60}{(1+r)} + \frac{50}{(1+r)^2} + \frac{40}{(1+r)^3}$ ここで、$r$ は内部収益率を表します。
2025/5/15
1. 問題の内容
与えられた方程式は、内部収益率(IRR)を求める問題です。方程式は次のとおりです。
ここで、 は内部収益率を表します。
2. 解き方の手順
この方程式は、一般的に解析的に解くことができません。そのため、数値解法(反復計算)またはグラフを用いる方法で解を求めます。
* **数値解法(試行錯誤法)**
1. $r$ の値を適当に仮定します。例えば、$r = 0.1$ (10%) から始めます。
2. 方程式の右辺の値を計算します。
3. 右辺の値が0に近いかどうかを確認します。
4. もし右辺の値が正ならば、$r$ を大きくします。もし右辺の値が負ならば、$r$ を小さくします。
5. このプロセスを繰り返して、右辺の値が十分に0に近づくまで $r$ を調整します。
* **グラフによる解法**
1. 方程式の右辺を $f(r)$ とおきます。つまり、$f(r) = -100 + \frac{60}{(1+r)} + \frac{50}{(1+r)^2} + \frac{40}{(1+r)^3}$ です。
2. $r$ を横軸、$f(r)$ を縦軸としてグラフを描きます。
3. $f(r) = 0$ となる $r$ の値(グラフが横軸と交わる点)が、方程式の解となります。
試行錯誤法でrを0.1から始めるとして、計算してみましょう。
r = 0.1 の場合:
r = 0.2 の場合:
r = 0.25 の場合:
r = 0.26 の場合:
rは0.25と0.26の間にあることがわかります。r = 0.255と仮定すると
r = 0.254と仮定すると
rは0.254と0.255の間にあることがわかります。rを0.2545と仮定すると、より正確な解が得られます。
3. 最終的な答え
(約25.45%)