$x$軸上を運動する物体の位置$x$[m]と経過時間$t$[s]の関係を表すx-tグラフが与えられている。 (1) 0~2.0秒の間と、2.0~4.0秒の間の平均の速さ$\overline{v_{AB}}$[m/s], $\overline{v_{BC}}$[m/s]を求める。 (2) 時刻2.0秒と時刻4.0秒における瞬間の速さ$v_B$[m/s], $v_C$[m/s]を求める。

応用数学物理運動速度グラフ
2025/5/15

1. 問題の内容

xx軸上を運動する物体の位置xx[m]と経過時間tt[s]の関係を表すx-tグラフが与えられている。
(1) 0~2.0秒の間と、2.0~4.0秒の間の平均の速さvAB\overline{v_{AB}}[m/s], vBC\overline{v_{BC}}[m/s]を求める。
(2) 時刻2.0秒と時刻4.0秒における瞬間の速さvBv_B[m/s], vCv_C[m/s]を求める。

2. 解き方の手順

(1) 平均の速さは、時間間隔内の位置の変化を時間で割ったものである。
vAB\overline{v_{AB}}は、0秒から2.0秒の間の平均の速さなので、AA点とBB点の位置座標を読み取り、
vAB=xBxAtBtA\overline{v_{AB}} = \frac{x_B - x_A}{t_B - t_A}
を計算する。
同様に、vBC\overline{v_{BC}}は、2.0秒から4.0秒の間の平均の速さなので、BB点とCC点の位置座標を読み取り、
vBC=xCxBtCtB\overline{v_{BC}} = \frac{x_C - x_B}{t_C - t_B}
を計算する。
(2) 瞬間の速さは、x-tグラフの接線の傾きで表される。
vBv_Bは、時刻2.0秒における瞬間の速さなので、点BBにおける接線の傾きを読み取る。問題文より、グラフに点BBにおける接線が描かれているので、この直線の傾きを計算する。グラフより、この接線は(1.0,0)(1.0, 0)(2.0,2.0)(2.0, 2.0)を通るので、
vB=2.002.01.0v_B = \frac{2.0-0}{2.0-1.0}
で計算できる。
同様に、vCv_Cは、時刻4.0秒における瞬間の速さなので、点CCにおける接線の傾きを読み取る。問題文より、グラフに点CCにおける接線が描かれているので、この直線の傾きを計算する。グラフより、この接線は(2.0,0)(2.0, 0)(4.0,6.0)(4.0, 6.0)を通るので、
vC=6.004.02.0v_C = \frac{6.0-0}{4.0-2.0}
で計算できる。

3. 最終的な答え

(1)
グラフより、xA=0x_A = 0, xB=2.0x_B = 2.0, xC=8.0x_C = 8.0である。
vAB=2.002.00=1.0\overline{v_{AB}} = \frac{2.0 - 0}{2.0 - 0} = 1.0[m/s]
vBC=8.02.04.02.0=6.02.0=3.0\overline{v_{BC}} = \frac{8.0 - 2.0}{4.0 - 2.0} = \frac{6.0}{2.0} = 3.0[m/s]
(2)
vB=2.002.01.0=2.01.0=2.0v_B = \frac{2.0-0}{2.0-1.0} = \frac{2.0}{1.0} = 2.0[m/s]
vC=6.004.02.0=6.02.0=3.0v_C = \frac{6.0-0}{4.0-2.0} = \frac{6.0}{2.0} = 3.0[m/s]
(1) vAB=1.0\overline{v_{AB}} = 1.0[m/s], vBC=3.0\overline{v_{BC}} = 3.0[m/s]
(2) vB=2.0v_B = 2.0[m/s], vC=3.0v_C = 3.0[m/s]

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