与えられた方程式 $x^2(y+1)^2 + y^2(x+1)^2 = 0$ を満たす実数 $(x, y)$ の組をすべて求める。

代数学方程式実数連立方程式
2025/5/15

1. 問題の内容

与えられた方程式 x2(y+1)2+y2(x+1)2=0x^2(y+1)^2 + y^2(x+1)^2 = 0 を満たす実数 (x,y)(x, y) の組をすべて求める。

2. 解き方の手順

与えられた方程式は x2(y+1)2(x1)2+y2(x+1)2(y1)2=0x^2(y+1)^2(x - 1)^2 + y^2(x+1)^2(y-1)^2 = 0 である。
左辺の各項はそれぞれ2乗の形であるため、いずれも0以上である。
したがって、x2(y+1)2(x1)2=0x^2(y+1)^2(x - 1)^2 = 0 かつ y2(x+1)2(y1)2=0y^2(x+1)^2(y-1)^2 = 0 が成り立つ必要がある。
まず、x2(y+1)2(x1)2=0x^2(y+1)^2(x - 1)^2 = 0 より、x=0x=0 または y=1y = -1 または x=1x=1
次に、y2(x+1)2(y1)2=0y^2(x+1)^2(y-1)^2 = 0 より、y=0y=0 または x=1x = -1 または y=1y=1
これらを組み合わせると以下のようになる。
(i) x=0x=0 のとき、y=0y=0 または x=1x = -1 または y=1y=1x=0x=0 より、y=0y=0 または y=1y=1
したがって、(0,0)(0,0) または (0,1)(0,1)
(ii) y=1y=-1 のとき、y=0y=0 または x=1x = -1 または y=1y=1y=1y=-1 より、x=1x = -1
したがって、 (1,1)(-1, -1)
(iii) x=1x=1 のとき、y=0y=0 または x=1x = -1 または y=1y=1x=1x=1 より、y=0y=0 または y=1y=1
したがって、(1,0)(1,0) または (1,1)(1,1)
以上より、候補は (0,0),(0,1),(1,1),(1,0),(1,1)(0,0), (0,1), (-1,-1), (1,0), (1,1) である。
与えられた式に代入して確認する。
(0,0)(0,0) を代入すると、0+0=00 + 0 = 0 となり成立する。
(0,1)(0,1) を代入すると、0+1(1)2(0)=00 + 1(1)^2(0) = 0 となり成立する。
(1,1)(-1,-1) を代入すると、 1(0)4+1(0)4=01(0)4 + 1(0)4=0 より 0=00 = 0 となり成立する。
(1,0)(1,0) を代入すると、1(1)(0)+0=01(1)(0) + 0 = 0 となり成立する。
(1,1)(1,1) を代入すると、1(4)(0)+1(4)(0)=01(4)(0) + 1(4)(0) = 0 となり成立する。

3. 最終的な答え

(x,y)=(0,0),(0,1),(1,1),(1,0),(1,1)(x, y) = (0, 0), (0, 1), (-1, -1), (1, 0), (1, 1)

「代数学」の関連問題

与えられた行列が歪対称行列となるように、実数 $a, b, c, d$ を求めよ。歪対称行列とは、転置行列が元の行列の符号を反転させたものと等しい行列である。すなわち、$A^T = -A$となる行列$...

線形代数行列歪対称行列連立方程式
2025/5/15

与えられた連立方程式 $5x-2y-4 = 12x+3y+23 = 7x-5y-45$ を解いて、$x$ と $y$ の値を求めます。

連立方程式一次方程式代入法計算
2025/5/15

与えられた行列が対称行列となるように、$a$, $b$, $c$ の値を求めよ。

行列対称行列連立方程式
2025/5/15

問題は、$a$ の値を求める問題です。与えられた式は $a = \sqrt{10}$ です。

平方根式の評価
2025/5/15

$a > 0$のとき、不等式 $2a + \frac{3}{a} \ge 2\sqrt{6}$ を証明し、等号が成り立つ条件を求めます。

不等式相加相乗平均証明
2025/5/15

与えられた行列が対称行列となるように、実数 $a, b, c$ の値を求めよ。 与えられた行列は $\begin{bmatrix} -7 & -6a-3c-2 & 7b+5 \\ -2a-5c-46 ...

行列対称行列連立方程式
2025/5/15

与えられた多項式 $2x^2 + 5xy + 3y^2 - 3x - 5y - 2$ を因数分解します。

因数分解多項式二変数
2025/5/15

与えられた連立方程式を解きます。文字の認識が曖昧な箇所がありますが、文脈から判断して以下の連立方程式を解くと仮定します。 第一の連立方程式 $ -3c + d + 2 = -4c + 2d + 6 $...

連立方程式一次方程式代入法
2025/5/15

$a, b, c, d \in \mathbb{R}$ を求めよ。ただし、以下の等式が成り立つものとする。ここで、$^tA$ は行列 $A$ の転置行列である。 $$ \begin{bmatrix} ...

行列連立方程式線形代数
2025/5/15

$a > 0$ かつ $b > 0$ のとき、不等式 $3\sqrt{a} + 2\sqrt{b} > \sqrt{9a + 4b}$ を証明します。

不等式平方根証明
2025/5/15