$a > 0$のとき、不等式 $2a + \frac{3}{a} \ge 2\sqrt{6}$ を証明し、等号が成り立つ条件を求めます。

代数学不等式相加相乗平均証明
2025/5/15

1. 問題の内容

a>0a > 0のとき、不等式 2a+3a262a + \frac{3}{a} \ge 2\sqrt{6} を証明し、等号が成り立つ条件を求めます。

2. 解き方の手順

相加平均・相乗平均の不等式を利用します。a>0a > 0なので、2a>02a > 0かつ3a>0\frac{3}{a} > 0です。
相加平均・相乗平均の不等式より、
2a+3a22a3a\frac{2a + \frac{3}{a}}{2} \ge \sqrt{2a \cdot \frac{3}{a}}
2a+3a26\frac{2a + \frac{3}{a}}{2} \ge \sqrt{6}
両辺に2をかけて、
2a+3a262a + \frac{3}{a} \ge 2\sqrt{6}
これで不等式が証明できました。
等号が成り立つのは、2a=3a2a = \frac{3}{a}のときです。
両辺にaaをかけると、
2a2=32a^2 = 3
a2=32a^2 = \frac{3}{2}
a=±32a = \pm\sqrt{\frac{3}{2}}
a>0a>0より、a=32=62a = \sqrt{\frac{3}{2}} = \frac{\sqrt{6}}{2}

3. 最終的な答え

不等式 2a+3a262a + \frac{3}{a} \ge 2\sqrt{6} は証明された。
等号が成り立つのは、a=62a = \frac{\sqrt{6}}{2} のとき。

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