この方程式を解くには、まず x=1+r1 と置き換えて、より扱いやすい形にします。すると、方程式は次のようになります。 0=−100+40x+50x2+40x3 これを整理して、
40x3+50x2+40x−100=0 さらに、両辺を10で割ると、
4x3+5x2+4x−10=0 この3次方程式を解く必要があります。数値解法を用いるか、または根の候補を試すことによって解を求めます。
x=1を代入すると4+5+4−10=3=0なのでx=1は解ではありません。 x=1.1を代入すると、4(1.1)3+5(1.1)2+4(1.1)−10=4(1.331)+5(1.21)+4.4−10=5.324+6.05+4.4−10=15.774−10=5.774>0 x=1.0の時に正の値を取るようになったので、値が大きすぎる。 x=0.9を代入すると、4(0.9)3+5(0.9)2+4(0.9)−10=4(0.729)+5(0.81)+3.6−10=2.916+4.05+3.6−10=10.566−10=0.566>0 x=0.9の時に正の値を取る。 x=0.8を代入すると、4(0.8)3+5(0.8)2+4(0.8)−10=4(0.512)+5(0.64)+3.2−10=2.048+3.2+3.2−10=8.448−10=−1.552<0 x=0.8の時に負の値を取るので、解は0.8と0.9の間にある。 ここでは厳密解を求めることは難しいので、ここでは近似解として x≈0.85 とします。 x=1+r1 より、1+r=x1 なので、r=x1−1 r=0.851−1≈1.176−1=0.176