$a$, $b$, $c$ は実数とする。次の条件のうち、$a=b$ と同値な条件をすべて選ぶ問題。 ① $a+c = b+c$ ② $a^2 = b^2$ ③ $(a-b)^2 = 0$

代数学同値実数方程式二次方程式因数分解
2025/5/15

1. 問題の内容

aa, bb, cc は実数とする。次の条件のうち、a=ba=b と同値な条件をすべて選ぶ問題。
a+c=b+ca+c = b+c
a2=b2a^2 = b^2
(ab)2=0(a-b)^2 = 0

2. 解き方の手順

a+c=b+ca+c = b+c について:
両辺から cc を引くと、a=ba = b が得られる。したがって、a+c=b+ca+c = b+ca=ba=b と同値である。
a2=b2a^2 = b^2 について:
a2=b2a^2 = b^2 を変形すると、a2b2=0a^2 - b^2 = 0 となる。
これは (ab)(a+b)=0(a-b)(a+b) = 0 と因数分解できる。
したがって、ab=0a-b = 0 または a+b=0a+b = 0 となる。
つまり、a=ba=b または a=ba=-b である。
a=ba=-b の場合、a=ba=b とは限らないので、a2=b2a^2 = b^2a=ba=b と同値ではない。
例: a=2a=2, b=2b=-2 のとき、a2=4a^2 = 4, b2=4b^2 = 4 であり、a2=b2a^2 = b^2 だが、aba \neq b である。
(ab)2=0(a-b)^2 = 0 について:
(ab)2=0(a-b)^2 = 0 の平方根を取ると、ab=0a-b = 0 となる。
したがって、a=ba = b となる。
よって、(ab)2=0(a-b)^2 = 0a=ba=b と同値である。

3. 最終的な答え

①と③がa=ba=bと同値な条件である。
答え: ①, ③

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