まず、多項式を整理します。
(a2+a)x3+(2a+1)x2−ax−1=a(a+1)x3+(2a+1)x2−ax−1 次に、因数定理を用いて因数を見つけます。
a(a+1)(−1)3+(2a+1)(−1)2−a(−1)−1=−a(a+1)+2a+1+a−1=−a2−a+2a+1+a−1=−a2+2a=−a(a−2) a(a+1)(1)3+(2a+1)(1)2−a(1)−1=a(a+1)+2a+1−a−1=a2+a+2a+1−a−1=a2+2a=a(a+2) 明らかに簡単には因数が見つからなさそうなので、もう少し工夫してみます。
(−1)(−1+1)x3+(2(−1)+1)x2−(−1)x−1=0−x2+x−1=−(x2−x+1) この場合は簡単な因数分解はできません。
0x3+(2(0)+1)x2−0x−1=x2−1=(x−1)(x+1) 多項式を整理して書き直します。
a(a+1)x3+(2a+1)x2−ax−1 (x+1)で割り切れるか試してみます。 組み立て除法を行うと、
-1 | a(a+1) 2a+1 -a -1
| -a(a+1) -a+a(a+1) -a(a+1)+a-2a-1
--------------------------------------------
| a(a+1) a+1+a(a+1) -a(a+1)-a-1
割り切れるためには、
−a(a+1)−a−1=−a2−a−a−1=−a2−2a−1=−(a+1)2=0 したがって、a=−1のとき、(x+1)で割り切れます。 a=−1 の場合、多項式は −x2+x−1 になります。 これは因数分解できません。
もう一度、与えられた式をよく見ると、
(a2+a)x3+(2a+1)x2−ax−1=ax(a+1)x2+(2a+1)x2−ax−1 (ax+1)で因数分解できると仮定して、 (ax+1)(cx2+dx−1)とおきます。 acx3+(ad+c)x2+(d−a)x−1=a(a+1)x3+(2a+1)x2−ax−1 ac=a(a+1) ad+c=2a+1 d−a=−a, つまりd=0 ad+c=a(0)+a+1=a+1=2a+1 a=0 の場合、多項式は x2−1=(x−1)(x+1)