円の中心Oを持つ円の中に図が描かれています。 (1)では、中心角が300°の扇形と、円周角$x$が与えられています。$x$の角度を求めます。 (2)では、直線ABとCDが平行で、BCが円の直径、$\angle OCD = 43^{\circ}$のとき、$\angle BAC = x$の角度を求めます。

幾何学円周角中心角扇形角度三角形平行線
2025/3/22

1. 問題の内容

円の中心Oを持つ円の中に図が描かれています。
(1)では、中心角が300°の扇形と、円周角xxが与えられています。xxの角度を求めます。
(2)では、直線ABとCDが平行で、BCが円の直径、OCD=43\angle OCD = 43^{\circ}のとき、BAC=x\angle BAC = xの角度を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
中心角と円周角の関係を使います。中心角が300°であるとき、残りの中心角は360300=60360^{\circ} - 300^{\circ} = 60^{\circ}です。円周角xxは、この中心角の半分になります。
x=602=30x = \frac{60^{\circ}}{2} = 30^{\circ}
(2)
BCが円の直径なので、BAC\angle BACは円周角であり、BAC=90\angle BAC = 90^{\circ}です。
ABとCDが平行なので、ABC=BCD\angle ABC = \angle BCD(錯角が等しい)
BOC=2BAC=2x\angle BOC = 2\angle BAC = 2x (中心角と円周角の関係)
OBC=OCB\angle OBC = \angle OCB (二等辺三角形)
BCD=OCB=43\angle BCD = \angle OCB = 43^{\circ}
ABC=43\angle ABC = 43^{\circ}
BAC+ACB+CBA=180\angle BAC + \angle ACB + \angle CBA = 180^{\circ} (三角形の内角の和)
x+43+43=180x + 43^{\circ} + 43^{\circ} = 180^{\circ}
x+86=180x + 86^{\circ} = 180^{\circ}
x=18086=94x = 180^{\circ} - 86^{\circ} = 94^{\circ}
しかし、BAC\angle BACは円周角で、BOC\angle BOCは中心角であるため
x=BAC=12BOCx = \angle BAC = \frac{1}{2} \angle BOC
BOC=180OCB\angle BOC = 180 - \angle OCB を用いると
OCD=43\angle OCD=43^{\circ}よりOCB=43\angle OCB=43^{\circ}. BOC=18043=137\angle BOC = 180 - 43 = 137^{\circ}.
BAC=x=180432=1372=68.5\angle BAC=x= \frac{180-43}{2} = \frac{137}{2}= 68.5^{\circ}
円周角の定理よりBOD=2BAD\angle BOD= 2 \angle BAD.
BCD=43\angle BCD= 43^{\circ} より ABC=43\angle ABC= 43^{\circ}.
BCは直径なので BAC=90\angle BAC= 90^{\circ}.
すると、BCA=90x\angle BCA=90 - x.
BCA+BCD=90x+43\angle BCA+ \angle BCD = 90-x + 43

3. 最終的な答え

(1) 3030^{\circ}
(2) 4747^{\circ}
OBC=OCB=43°\angle OBC = \angle OCB = 43° なので BOC=180°2(43°)=180°86°=94°\angle BOC = 180° - 2(43°) = 180° - 86° = 94°
BAC=12BOC=12(94°)=47°\angle BAC = \frac{1}{2} \angle BOC = \frac{1}{2}(94°) = 47°
Final Answer: The final answer is 47\boxed{47}

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