まず、第100項が何かを特定します。
数列の各項の個数を見ていくと、1は1個、2は3個、3は5個、...、nは2n-1個となっています。
n までの項数の合計は、∑k=1n(2k−1)=2∑k=1nk−∑k=1n1=22n(n+1)−n=n(n+1)−n=n2 となります。 n2 の値が100に最も近い整数を見つけます。102=100 なので、数列の100番目の項は10です。 次に、初項から第100項までの和を計算します。
数列の和は、∑k=1nk(2k−1)=2∑k=1nk2−∑k=1nk=26n(n+1)(2n+1)−2n(n+1)=6n(n+1)(4n+2−3)=6n(n+1)(4n−1) となります。
n=9のとき、項数は 92=81 n=10のとき、項数は 102=100 第100項が10であるから、初項から第100項までの和は、1から10までの和を計算し、10が19個含まれることを考慮して計算します。
1から9までの項の和は、
69(9+1)(4(9)−1)=69(10)(36−1)=690(35)=15(35)=525 10が19個あるので、10×19=190 したがって、初項から第100項までの和は、525+190=715 です。 あるいは、
1から10までを全て足すと、
∑k=110k(2k−1)=610(10+1)(4(10)−1)=610(11)(39)=210(11)(13)=5(11)(13)=55(13)=715