(1) 縮尺が50000分の1の地図で4cmの長さは、実際には何kmの長さか。 (2) 60mの長さは、縮尺が2000分の1の縮図では何cmの長さになるか。 (3) たけしさんが、建物から6m離れたところから、建物の頂上を見上げる角度を測ったら60度でした。縮尺を200分の1として、三角形ABCの縮図を描き、それを利用して建物の実際の高さを求める。ただし、地面から目までの高さは1.4mとする。

算数縮尺距離図形
2025/3/24

1. 問題の内容

(1) 縮尺が50000分の1の地図で4cmの長さは、実際には何kmの長さか。
(2) 60mの長さは、縮尺が2000分の1の縮図では何cmの長さになるか。
(3) たけしさんが、建物から6m離れたところから、建物の頂上を見上げる角度を測ったら60度でした。縮尺を200分の1として、三角形ABCの縮図を描き、それを利用して建物の実際の高さを求める。ただし、地面から目までの高さは1.4mとする。

2. 解き方の手順

(1) 縮尺50000分の1は、地図上の1cmが実際には50000cmであることを意味する。
まず、4cmに対応する実際の長さをcmで計算する。
4 cm×50000=200000 cm4 \text{ cm} \times 50000 = 200000 \text{ cm}
次に、cmをkmに変換する。1km = 100000cmなので、
200000 cm=200000100000 km=2 km200000 \text{ cm} = \frac{200000}{100000} \text{ km} = 2 \text{ km}
(2) 縮尺2000分の1は、実際の2000cmが縮図上では1cmになることを意味する。
まず、60mをcmに変換する。1m = 100cmなので、
60 m=60×100 cm=6000 cm60 \text{ m} = 60 \times 100 \text{ cm} = 6000 \text{ cm}
次に、6000cmが縮図上で何cmになるかを計算する。
60002000 cm=3 cm\frac{6000}{2000} \text{ cm} = 3 \text{ cm}
(3) 縮尺200分の1で三角形ABCを描く。
ABは6mなので、縮図では 600 cm÷200=3 cm600 \text{ cm} \div 200 = 3 \text{ cm} となる。
角Bは60度。
縮図上でACの長さを測り、実際の長さを計算する。ここでは縮図を利用する前提なので、tan(60)=ACAB\tan(60^\circ) = \frac{\text{AC}}{\text{AB}}の関係を用いるのが難しい。
縮図上でACの長さを測った結果が xx cmだったとすると、実際の長さは 200x200x cmとなる。これをメートルに変換すると 2x2x mとなる。
建物の高さは、この2x2x mに目の高さ1.4mを加えたものになる。
2x+1.42x+1.4 が建物の高さとなる。
図から判断するに、縮図での建物の高さはおおよそ 5.2cm5.2 cm となる。よって、実際の建物の高さは 5.22=10.4m5.2 * 2 = 10.4m。目の高さが 1.4m1.4m なので建物の高さは 10.4+1.4=11.8m10.4 + 1.4 = 11.8 m 程度。

3. 最終的な答え

(1) 2 km
(2) 3 cm
(3) 約11.8 m

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