濃度が異なる300gの食塩水Aと200gの食塩水Bがある。AとBを混ぜると、Aより濃度が2%低い食塩水ができる。さらに、水を500g入れて混ぜると、濃度はBと同じになる。食塩水AとBの濃度をそれぞれ求めよ。

算数濃度食塩水方程式文章問題
2025/3/25

1. 問題の内容

濃度が異なる300gの食塩水Aと200gの食塩水Bがある。AとBを混ぜると、Aより濃度が2%低い食塩水ができる。さらに、水を500g入れて混ぜると、濃度はBと同じになる。食塩水AとBの濃度をそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

食塩水Aの濃度をxx [%]、食塩水Bの濃度をyy [%]とする。
まず、食塩水AとBを混ぜた時の食塩の量を考える。
食塩水Aに含まれる食塩の量は300×x100=3x300 \times \frac{x}{100} = 3x [g]
食塩水Bに含まれる食塩の量は200×y100=2y200 \times \frac{y}{100} = 2y [g]
混ぜた後の食塩水全体の量は300+200=500300 + 200 = 500 [g]
混ぜた後の食塩水の濃度はx2x-2 [%]なので、食塩の量は500×x2100=5(x2)500 \times \frac{x-2}{100} = 5(x-2) [g]
よって、
3x+2y=5(x2)3x + 2y = 5(x-2)
3x+2y=5x103x + 2y = 5x - 10
2y=2x102y = 2x - 10
y=x5y = x - 5 (1)
次に、さらに水を500g入れた時のことを考える。
食塩水全体の量は500+500=1000500 + 500 = 1000 [g]
食塩の量は変わらず、3x+2y3x + 2y [g]なので、濃度は3x+2y1000×100=3x+2y10\frac{3x+2y}{1000} \times 100 = \frac{3x+2y}{10} [%]
これがyy [%]と等しいので、
3x+2y10=y\frac{3x+2y}{10} = y
3x+2y=10y3x + 2y = 10y
3x=8y3x = 8y (2)
(1)を(2)に代入する。
3x=8(x5)3x = 8(x-5)
3x=8x403x = 8x - 40
5x=405x = 40
x=8x = 8
(1)より、y=85=3y = 8 - 5 = 3
したがって、食塩水Aの濃度は8%、食塩水Bの濃度は3%。

3. 最終的な答え

食塩水Aの濃度は8%、食塩水Bの濃度は3%。

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