a, a, a, b, b, c, d の 7 個の文字を並べて文字列を作る問題です。
(1) 全部で何通りの文字列ができるか。
(2) b で始まる文字列は何通りあるか。
(3) 両端が a の文字列は何通りあるか。
(4) 少なくとも一方の端が子音である文字列は何通りあるか。
## 解き方の手順
(1) 全部で何通りの文字列ができるか。
7個の文字を並べる順列を考えますが、同じ文字が複数あるので、重複順列の考え方を使います。
全体の順列は 7! ですが、a が 3 個、b が 2 個あるため、それぞれの順列で割る必要があります。 したがって、
3!2!1!1!7!=(3×2×1)(2×1)(1)(1)7×6×5×4×3×2×1=7×6×5×2=420 または、組み合わせの考え方を使うと、7個の場所から a の場所を 3 つ選び、残りの 4 個の場所から b の場所を 2 つ選び、残りの 2 個の場所から c の場所を 1 つ選び、最後に d の場所を 1 つ選ぶので、
7C3×4C2×2C1×1C1=3×2×17×6×5×2×14×3×2×1=35×6×2=420 (2) b で始まる文字列は何通りあるか。
最初に b を固定し、残りの 6 個の文字を並べる順列を考えます。残りの文字は a, a, a, b, c, d です。
3!1!1!1!6!=(3×2×1)(1)(1)(1)6×5×4×3×2×1=6×5×4=120 または、6個の場所から a の場所を 3 つ選び、残りの 3 個の場所から b, c, d の場所をそれぞれ 1 つずつ選ぶので、
6C3×3C1×2C1×1C1=3×2×16×5×4×3×2×1=20×6=120 (3) 両端が a の文字列は何通りあるか。
両端に a を固定し、残りの 5 個の文字を並べる順列を考えます。残りの文字は a, b, b, c, d です。
1!2!1!1!5!=(1)(2×1)(1)(1)5×4×3×2×1=5×4×3=60 または、5個の場所から a の場所を 1 つ選び、残りの 4 個の場所から b の場所を 2 つ選び、残りの 2 個の場所から c の場所を 1 つ選び、最後に d の場所を 1 つ選ぶので、
5C1×4C2×2C1×1C1=5×2×14×3×2×1=5×6×2=60 (4) 少なくとも一方の端が子音である文字列は何通りできるか。
全体から両端が母音である文字列の数を引けばよいです。母音は a なので、これは (3) の結果と同じになります。
したがって、
420−60=360 ## 最終的な答え
(1) 420 通り
(2) 120 通り
(3) 60 通り
(4) 360 通り