(1) 子どもたちにみかんを配る問題です。1人に4個ずつ配ると3個足りず、1人に3個ずつ配ると2個余るとき、みかんの個数を求める問題です。子どもの人数を $x$ 人とします。 (2) 峠を挟んでA地とB地がある。A地とB地の間を往復した。上りは毎時3kmの速さ、下りは毎時6kmの速さで歩き、行きは8時間、帰りは7時間かかった。A地から峠まで $x$ km, 峠からB地まで $y$ kmとする。 $x$ と $y$ を求めよ。 (3) 8%の食塩水と5%の食塩水を混ぜて、7%の食塩水600gを作ろうと思う。8%の食塩水を $x$ g、5%の食塩水を $y$ gとするとき、 $x$ と $y$ を求めよ。

代数学連立方程式文章問題方程式割合
2025/6/4

1. 問題の内容

(1) 子どもたちにみかんを配る問題です。1人に4個ずつ配ると3個足りず、1人に3個ずつ配ると2個余るとき、みかんの個数を求める問題です。子どもの人数を xx 人とします。
(2) 峠を挟んでA地とB地がある。A地とB地の間を往復した。上りは毎時3kmの速さ、下りは毎時6kmの速さで歩き、行きは8時間、帰りは7時間かかった。A地から峠まで xx km, 峠からB地まで yy kmとする。 xxyy を求めよ。
(3) 8%の食塩水と5%の食塩水を混ぜて、7%の食塩水600gを作ろうと思う。8%の食塩水を xx g、5%の食塩水を yy gとするとき、 xxyy を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) みかんの個数を求める問題です。
* 1人に4個ずつ配ると3個足りないので、みかんの個数は 4x34x - 3 個と表せます。
* 1人に3個ずつ配ると2個余るので、みかんの個数は 3x+23x + 2 個と表せます。
* よって、4x3=3x+24x - 3 = 3x + 2 という方程式が成り立ちます。
* この方程式を解くと、x=5x = 5 となります。
* みかんの個数は、3x+2=3×5+2=173x + 2 = 3 \times 5 + 2 = 17 個となります。
(2) A地から峠までの距離 xx kmと、峠からB地までの距離 yy kmを求める問題です。
* 行きは上りが xx km、下りが yy kmで、時間は8時間なので、x3+y6=8\frac{x}{3} + \frac{y}{6} = 8という式が成り立ちます。
* 帰りは上りが yy km、下りが xx kmで、時間は7時間なので、y3+x6=7\frac{y}{3} + \frac{x}{6} = 7という式が成り立ちます。
* これらの式を整理すると、以下の連立方程式が得られます。
2x+y=482x + y = 48
x+2y=42x + 2y = 42
* 1つ目の式を2倍すると 4x+2y=964x + 2y = 96となります。
* これから2つ目の式を引くと、3x=543x = 54となり、x=18x = 18となります。
* x=18x = 182x+y=482x + y = 48に代入すると、2×18+y=482 \times 18 + y = 48となり、y=12y = 12となります。
(3) 8%の食塩水 xx gと5%の食塩水 yy gを混ぜて7%の食塩水600gを作る問題です。
* 食塩水の量の関係から、x+y=600x + y = 600という式が成り立ちます。
* 食塩の量の関係から、0.08x+0.05y=0.07×6000.08x + 0.05y = 0.07 \times 600という式が成り立ちます。
* これらの式を整理すると、以下の連立方程式が得られます。
x+y=600x + y = 600
0.08x+0.05y=420.08x + 0.05y = 42
* 2つ目の式を100倍すると、8x+5y=42008x + 5y = 4200となります。
* 1つ目の式を5倍すると、5x+5y=30005x + 5y = 3000となります。
* 8x+5y=42008x + 5y = 4200から5x+5y=30005x + 5y = 3000を引くと、3x=12003x = 1200となり、x=400x = 400となります。
* x=400x = 400x+y=600x + y = 600に代入すると、400+y=600400 + y = 600となり、y=200y = 200となります。

3. 最終的な答え

(1) 17個
(2) A地から峠まで:18km, 峠からB地まで:12km
(3) 8%の食塩水:400g, 5%の食塩水:200g

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