与えられた行列 $A$ による線形変換によって、直線 $L$ がどのような直線に移されるかを求める問題です。具体的には、以下の2つの場合について考えます。 (1) $A = \begin{pmatrix} 2 & 0 \\ 3 & -4 \end{pmatrix}$, $L: x + 3y = 0$ (2) $A = \begin{pmatrix} 2 & -1 \\ 1 & 2 \end{pmatrix}$, $L: 2x - y + 3 = 0$
2025/6/6
1. 問題の内容
与えられた行列 による線形変換によって、直線 がどのような直線に移されるかを求める問題です。具体的には、以下の2つの場合について考えます。
(1) ,
(2) ,
2. 解き方の手順
(1) , の場合
(i) 変換前の点を 、変換後の点を とします。このとき、
より、
となります。
(ii) を に代入すると、 となり、 です。したがって、 となります。
(iii) これらの式を直線 に代入します。
したがって、
(2) , の場合
(i) 変換前の点を 、変換後の点を とすると、
より、
(ii) これらの式から と を と で表します。まず、2つの式を連立方程式として解きます。
上の式を2倍すると、 となり、下の式と足し合わせると、
下の式を2倍すると、 となり、上の式から引くと、
(iii) これらの式を直線 に代入します。
3. 最終的な答え
(1)
(2)