この問題は、図形に関する問題で、以下の3つの問いに答える必要があります。 (1) 正六角形の1つの内角の大きさを求める。 (2) 正十角形の外角の和を求める。 (3) 図において、$x$ と $\theta$ の大きさをそれぞれ求める。

幾何学多角形内角外角角度平行線円周角中心角二等辺三角形
2025/3/27

1. 問題の内容

この問題は、図形に関する問題で、以下の3つの問いに答える必要があります。
(1) 正六角形の1つの内角の大きさを求める。
(2) 正十角形の外角の和を求める。
(3) 図において、xxθ\theta の大きさをそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

(1) 正六角形の内角の大きさについて
nn角形の内角の和は (n2)×180(n-2) \times 180^\circ で与えられます。正六角形なので、n=6n=6 を代入すると、
(62)×180=4×180=720(6-2) \times 180^\circ = 4 \times 180^\circ = 720^\circ
正六角形は6つの角が等しいので、1つの内角の大きさは
7206=120\frac{720^\circ}{6} = 120^\circ
(2) 正十角形の外角の和について
どんな多角形でも、外角の和は常に 360360^\circ です。したがって、正十角形の外角の和も 360360^\circ となります。
(3) 図の問題について
① 図において、平行線 llmm があるので、錯角は等しいです。
llmm の間の角は 5050^\circxx の一部で構成されています。また、mmll の間の角は 3535^\circ です。
xx3535^\circ は同位角をなしているので、x+50=18035=145x + 50^\circ = 180^\circ - 35^\circ = 145^\circ
x=14550x = 145^\circ - 50^\circ ではないので、平行線ll,mmを利用して角度を計算する。
xxの補角は3535^\circと同位角であるため、180x=35180^\circ - x = 35^\circ
よって、x=18035=145x = 180^\circ - 35^\circ = 145^\circ
② 円の中心をOとします。
中心角 AOCAOC70×2=14070^\circ \times 2 = 140^\circ
三角形OBCはOB=OCOB = OC なので、二等辺三角形です。
角OBCと角OCBは等しくなります。
θ=(180140)/2=40/2=20\theta = (180^\circ - 140^\circ)/2 = 40^\circ/2 = 20^\circ
③ 角BAC=θBAC = \theta は、円周角なので、中心角BOCBOC の半分になります。またBCBCは直径なので、中心角は180180^\circになります。
BACBAC に対する中心角は BDC=35×2=70BDC = 35^\circ \times 2 = 70^\circです。よって、角BOC=2θBOC = 2 \theta
BDBDは直径なので角BCDBCD = 9090^\circ、角CBDCBD = 3535^\circなのでBDC=9035=55BDC = 90^\circ - 35^\circ = 55^\circ
よって、θ=180(35×2)2=55\theta = \frac{180^\circ - (35^\circ \times 2)}{2} = 55
BCBCは直径なので、円周角は9090^\circであり、BDC=90BDC = 90^\circ。角DBC=35DBC=35^\circなので角BCD=180(90+35)=55BCD = 180^\circ - (90^\circ + 35^\circ) = 55^\circ
BAC=BDC=35BAC = BDC = 35^\circ
BOCBOC = 35×2=7035^\circ \times 2 = 70^\circ

3. 最終的な答え

(1) 正六角形の1つの内角の大きさ: 120120^\circ
(2) 正十角形の外角の和: 360360^\circ
(3) ① x=145x = 145^\circ
  ② θ=20\theta = 20^\circ
  ③ θ=55\theta = 55^\circ

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