5つの数字0, 1, 3, 5, 7から異なる3つの数字を選んで3桁の整数を作るとき、以下の問いに答える問題です。 (1) 作れる整数は何個か。 (2) 作れる整数のうち、3の倍数は何個か。 (3) 作れる整数のうち、6の倍数は何個か。 (4) 作れる整数のうち、15の倍数は何個か。
2025/6/12
1. 問題の内容
5つの数字0, 1, 3, 5, 7から異なる3つの数字を選んで3桁の整数を作るとき、以下の問いに答える問題です。
(1) 作れる整数は何個か。
(2) 作れる整数のうち、3の倍数は何個か。
(3) 作れる整数のうち、6の倍数は何個か。
(4) 作れる整数のうち、15の倍数は何個か。
2. 解き方の手順
(1) 整数は何個あるか。
まず、百の位に使える数字は0以外の4個です。十の位には、百の位で使った数字以外の4個、一の位には、百の位と十の位で使った数字以外の3個が使えます。
したがって、作れる整数の個数は、
(2) 3の倍数は何個あるか。
3の倍数となるのは、選んだ3つの数字の和が3の倍数になる場合です。5つの数字から3つ選ぶ組み合わせで、和が3の倍数になるのは、
(0, 1, 5), (0, 3, 3), (0, 3, 6), (0, 5, 7), (1, 3, 5), (1, 5, 6), (3, 5, 7), (3, 6, 7)のいずれかです。このうち、0, 1, 3, 5, 7の中から選ぶ場合、(0, 1, 5), (1, 3, 5), (3, 5, 7)です。
各組み合わせで出来る3桁の整数を考えます。
(0, 1, 5)の場合、百の位は1か5なので、通りです。
(1, 3, 5)の場合、百の位は1か3か5なので、通りです。
(3, 5, 7)の場合、百の位は3か5か7なので、通りです。
したがって、3の倍数の個数は、
(3) 6の倍数は何個あるか。
6の倍数となるのは、3の倍数であり、かつ一の位が偶数になる場合です。
つまり、(0, 1, 5)の組み合わせで一の位が0になる場合、(0,1,5)の組み合わせで1と5は百の位で使いきっているので0は使えません。一の位が0になる場合、1と5の並び替えになり、通りです。
(1, 3, 5)の場合、一の位が3, 5の場合は奇数なのでありえません。
(3, 5, 7)の場合、一の位が3, 5, 7の場合は奇数なのでありえません。
一の位が0になる場合のみ考えれば良いので、0を含む組み合わせを探します。
(0, 1, 5)の組み合わせの場合、の2個となります。
(0, 3, 3)と(0, 3, 6)は、与えられた数字の中に3と6がないため存在しません。
(0, 5, 7)の組み合わせの場合、の2個となります。
したがって、6の倍数の個数は、
(4) 15の倍数は何個あるか。
15の倍数となるのは、3の倍数であり、かつ一の位が0か5になる場合です。
一の位が0になるのは、(0, 1, 5)の組み合わせで、(0, 5, 7)の組み合わせで。
一の位が5になるのは、(0, 1, 5)の組み合わせで、(1, 3, 5)の組み合わせで。
(3, 5, 7)は一の位が5になることはない。
つまり、(0, 1, 5), (0, 5, 7), (1, 3, 5)
(0, 1, 5)からできる15の倍数はの2個
(1, 3, 5)からできる15の倍数はの2個
(0, 5, 7)からできる15の倍数は一の位が0,5にならないので、ありません。5になる場合は組み合わせに5,7がないのでありえない
したがって、15の倍数の個数は、
3. 最終的な答え
(1) 48個
(2) 16個
(3) 4個
(4) 4個