1. 問題の内容
48人の子供が2題のクイズを解きました。1番ができた子供は32人、2番ができた子供は26人です。このとき、1題もできなかった子供は、何人以下でしょうか。
2. 解き方の手順
まず、集合の考え方を使って、両方の問題を解けた子供の人数を求めます。
1番ができた子供の人数 + 2番ができた子供の人数 = 両方できた子供の人数 + 少なくとも片方ができた子供の人数
= 両方できた子供の人数 + 少なくとも片方ができた子供の人数
= 両方できた子供の人数 + 少なくとも片方ができた子供の人数
少なくとも片方ができた子供の人数は最大で48人なので、両方できた子供の人数は、
人以上になります。
両方できた子供の人数を とすると、1番だけできた子供の人数は 、2番だけできた子供の人数は となります。
1題もできなかった子供の人数は、48人から少なくとも1題できた子供の人数を引いたものです。
1題もできなかった子供の人数 = 48 - (1番だけできた子供の人数 + 2番だけできた子供の人数 + 両方できた子供の人数)
=
=
=
両方できた子供の人数 は10人以上なので、。
1題もできなかった子供の人数は なので、。
両方できた子供の人数 の最大値を考えます。2番ができた子供は26人なので、 は最大で26人です。
1題もできなかった子供の人数 =
この人数を最小にするには とすればよいですが、1題もできなかった子供の人数は最大で何人かを聞かれているので、 の最大値を代入します。
したがって、 に最大値である を代入すると、
1題もできなかった子供の人数は、 人となります。
つまり、1題もできなかった子供は16人以下です。
3. 最終的な答え
16