(1) 540の正の約数の個数とその約数の総和を求めよ。 (4) 0, 1, 2, 3, 4から異なる3個の数字を選んで作る3桁の整数のうち、偶数になるものは何個あるか。 (5) 大人3人、子ども2人が1列に並ぶとき、子ども2人が隣り合わないような並び方は何通りあるか。

算数約数組み合わせ順列場合の数整数
2025/6/15

1. 問題の内容

(1) 540の正の約数の個数とその約数の総和を求めよ。
(4) 0, 1, 2, 3, 4から異なる3個の数字を選んで作る3桁の整数のうち、偶数になるものは何個あるか。
(5) 大人3人、子ども2人が1列に並ぶとき、子ども2人が隣り合わないような並び方は何通りあるか。

2. 解き方の手順

(1)
まず540を素因数分解します。
540=22×33×51540 = 2^2 \times 3^3 \times 5^1
約数の個数は、各素因数の指数のそれぞれに1を足したものを掛け合わせます。
(2+1)×(3+1)×(1+1)=3×4×2=24(2+1) \times (3+1) \times (1+1) = 3 \times 4 \times 2 = 24
したがって、約数の個数は24個です。
約数の総和は、各素因数について、(1+p+p2+...+pn) (1 + p + p^2 + ... + p^n) を計算し、掛け合わせます。
(1+2+22)×(1+3+32+33)×(1+5)=(1+2+4)×(1+3+9+27)×(6)=7×40×6=1680(1 + 2 + 2^2) \times (1 + 3 + 3^2 + 3^3) \times (1 + 5) = (1 + 2 + 4) \times (1 + 3 + 9 + 27) \times (6) = 7 \times 40 \times 6 = 1680
したがって、約数の総和は1680です。
(4)
3桁の整数を作るので、百の位は0以外の数字を選ぶ必要があります。
3桁の整数が偶数になるのは、一の位が0, 2, 4のいずれかの場合です。
(i) 一の位が0のとき
百の位は1, 2, 3, 4のいずれかから選びます(4通り)。
十の位は残りの3個から選びます(3通り)。
したがって、4 * 3 = 12通り。
(ii) 一の位が2または4のとき
一の位は2通り。
百の位は0以外の数字から選びますが、一の位で使った数字は使えません。
- 百の位が1または3のとき:2通り
- 十の位は残りの3個から選びます(3通り)。
合計で、2 * 2 * 3 = 12通り
百の位に0が使えないので場合分けをした。
したがって、合計で12 + 12 = 24通り。
(5)
まず、大人3人を並べます。これは3! = 3 * 2 * 1 = 6通りです。
次に、大人の間に子どもを入れる場所を考えます。
大人の間と端の4ヶ所に、子ども2人を入れることになります。
4ヶ所から2ヶ所を選ぶ組み合わせは 4P2=4×3=12{}_4P_2 = 4 \times 3 = 12通りです。
したがって、並び方は 6×12=726 \times 12 = 72通りです。

3. 最終的な答え

(1) 約数の個数:24個、約数の総和:1680
(4) 24個
(5) 72通り

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